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後宮戯華伝 宿命の太子妃と仮面劇の宴

集英社オレンジ文庫 は4−3

出版社名 集英社
出版年月 2021年10月
ISBNコード 978-4-08-680411-0
4-08-680411-5
税込価格 869円
頁数・縦 431P 15cm

商品内容

要旨

繋栄を謳歌する大凱帝国。太子妃を定める東宮選妃に参加した汪梨艶は目立たず平穏に暮らすことを願っていた。皇太子・高礼駿は品行方正な青年を演じつつ、殺された母の仇を討とうと復讐心を燃やしていた。巷間では邪教として弾圧される怨天教が王朝転覆を狙い、奸計を巡らせていた。それぞれの思惑を胸に役者が揃った禁城で、血塗られた陰謀劇の幕が上がる。

出版社・メーカーコメント

絢爛華麗な後宮で、血塗られた陰謀劇の幕が開く。凱王朝を舞台に贈る中華寵愛史伝。栄華を誇る凱帝国では、皇太子・高礼駿の花嫁の位階を定める東宮選妃が行われていた。汪家の当主とお抱え劇団の女優との間に生まれた梨艶は、兄の勧めで礼駿に嫁ぐことに。華やかな皇宮に気後れする梨艶は、家名に傷をつけない程度に目立たず平穏に過ごすことを望んでいたが、ある時、品行方正な青年と思われていた礼駿の隠された素顔を見てしまう。礼駿は幼いころに生母を火事で亡くし、その事故が何者かによる陰謀ではないかと疑っていた。母を殺めた犯人を探し出すと決意した礼駿は、血の気が多く喧嘩っ早い本性を隠し、理想の皇子を演じていたのだ。その場面を梨艶に見られた礼駿は、梨艶を警戒し、彼女の真意を探るように。はからずも接近する二人をめぐって、新たなる事件が忍び寄り……。【シリーズ既刊】「後宮染華伝」好評発売中。皇帝の寵愛に溺れて身を滅ぼした女性と、職務として寵妃を演じ続ける女性。後宮という華やかな檻の中で、様々な想いが交錯する……。

著者紹介

はるおか りの (ハルオカ リノ)  
熊本県出身。「三千寵愛在一身」で2010年度ロマン大賞を受賞し、同作でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)