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Googleのソフトウェアエンジニアリング 持続可能なプログラミングを支える技術、文化、プロセス

出版社名 オライリー・ジャパン
出版年月 2021年11月
ISBNコード 978-4-87311-965-6
4-87311-965-0
税込価格 4,840円
頁数・縦 649P 24cm

商品内容

要旨

Googleの現役ソフトウェアエンジニアたちが、超大規模ソフトウェアの開発と保守を長期的に支えてきたGoogle社内の多様なベストプラクティスを、文化、プロセス、ツールの側面からこの一冊に凝縮。時間と変化、規模と成長、トレードオフとコストという3つの基本原理に沿って、コードを持続可能にする方法論を紐解きます。「謙虚、尊敬、信頼」、心理的安全性、ダイバーシティとインクルージョンなど公正を重んじる文化から、コードレビューやテスト構成法など人間の行動を規定するプロセス、継続的インテグレーションや大規模変更システムなど変化への対応を支援する自動化ツールの基盤技術まで、Googleが試行錯誤を経て獲得した教訓を余すところなく紹介しています。経済学、心理学、マネジメント論などを背景にした人間への深い洞察をふまえ、データ駆動かつトレードオフから導かれる、定量的かつ定性的な決定プロセスも解説。Googleの成長力の源泉を理解でき、得られる知見は、学生から組織の意思決定者、小規模スタートアップからデジタルトランスフォーメーション(DX)を目指す大企業まで、幅広く活用できます。

目次

第1部 主題(ソフトウェアエンジニアリングとは何か)
第2部 文化(チームでうまく仕事をするには
知識共有 ほか)
第3部 プロセス(スタイルガイドとルール
コードレビュー ほか)
第4部 ツール(バージョンコントロールとブランチ管理
Code Search ほか)
第5部 結論

出版社・メーカーコメント

Googleが強大な成果を生み出す源泉を理解し、組織に活かす!現役のGoogleのエンジニアたちが、その姿勢から具体的なプロセスに至るまで、ソフトウェアエンジニアリングに関するすべての知見をこの1冊に凝縮。時間と変化、規模と成長、トレードオフとコストという3つの基本原理に沿って、コードを持続可能にするにはどうすればよいかを紐解いていきます。組織マネジメント論や認知心理学を背景にした人間に対する深い洞察、Googleらしいデータ駆動や論理に基づく決定プロセスがなぜそのように至ったかまでを理解できます。

著者紹介

ウィンタース,タイタス (ウィンタース,タイタス)   Winters,Titus
Googleのシニアスタッフソフトウェアエンジニアで、2010年からGoogleに勤務している。現在、C++標準ライブラリーの設計のためのグローバルな分科委員会の委員長を務める。Googleでは、GoogleのC++コードベースのためのライブラリーリードを務める。このコードベースは、月に実人数1万2000人のエンジニアたちが編集する2億5000万行のコードである。過去7年間、Titusと彼のチームは、現代的な自動処理とツール環境とを用いて、GoogleのC++コードベースの基礎となるコンポーネントを組織し、保守し、発展させてきている
マンシュレック,トム (マンシュレック,トム)   Manshreck,Tom
Googleのソフトウェアエンジニアリング領域のスタッフテクニカルライターとして2005年から在職しており、インフラストラクチャーとプログラミング言語の分野におけるGoogleの中心的なプログラミングガイドの多くについて、作成と保守を担当している。2011年からGoogleのC++ライブラリーチームのメンバーであり、GoogleのC++ドキュメンテーションのセットを作成し、(Titus Wintersとともに)GoogleのC++トレーニングクラスを開講、GoogleのオープンソースのC++コードであるAbseilのドキュメントを作成した。マサチューセッツ工科大学(MIT)で政治学の学士号と歴史学の学士号を取得している。Google入社前は、マネージングエディターとしてPearson/Prentice Hallや様々なスタートアップで勤務してきた
ライト,ハイラム (ライト,ハイラム)   Wright,Hyrum
Googleのスタッフソフトウェアエンジニアで、2012年からGoogleに勤務しており、Googleが保持するC++コードベースの大規模保守の分野に主に携わっている。Googleの歴史上、他のどのエンジニアよりも多くの個別の編集をGoogleのコードベースに加えており、Googleの自動変更ツール環境グループのリードを務めている。テキサス大学オースティン校にてソフトウェアエンジニアリングの博士号を取得しており、またテキサス大学の修士号とブリガムヤング大学の学士号を保持する。またカーネギーメロン大学の非常勤客員研究員である。ソフトウェアの保守と進化というテーマに関し、カンファレンスでの講演や、学術文献へのコントリビューターとして、積極的に活動している
竹辺 靖昭 (タケベ ヤスアキ)  
日立製作所、グリー株式会社等を経て、2015年よりグーグル合同会社にてソフトウェアエンジニアとして勤務。組み込みシステムから大規模Webアプリケーションまで、幅広い分野でのソフトウェア開発の経験がある。現在は主にWebアプリケーションのフロントエンド開発を担当し、TypeScriptのリーダビリティを取得すべく日々奮闘している。数学及び情報科学を学び、東京大学の修士号と京都大学の学士号を取得している
久富木 隆一 (クブキ リュウイチ)  
アマゾンジャパン合同会社のシニアソリューションアーキテクトで、ゲームを中心としたアプリビジネスの技術コンサルティングに従事している。東京大学法学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)