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しらふで生きる 大酒飲みの決断

幻冬舎文庫 ま−34−3

出版社名 幻冬舎
出版年月 2021年12月
ISBNコード 978-4-344-43146-1
4-344-43146-4
税込価格 759円
頁数・縦 264P 16cm

商品内容

要旨

三十年間、毎日酒を飲み続けた作家は、突如、酒をやめようと思い立つ。絶望に暮れた最初の三か月、最大の難関お正月、気が緩む旅先での誘惑を乗り越え獲得したのは、よく眠れる痩せた身体、明晰な脳髄、そして寂しさへの自覚だ。そもそも人生は楽しくない。そう気づくと酒なしで人生は面白くなる。饒舌な思考、苦悩と葛藤が炸裂する断酒の記録。

目次

酒こそ、人生の楽しみ、か?
酒やめますか?人間やめますか?
いずれ死ぬのに、節制など卑怯ではないか
今も続く正気と狂気のせめぎあい
人生は本来楽しいものなのか?苦しいものなのか?
飲酒とは人生の負債である
肉体の暴れを抑制する方法を考える
禁酒会の連帯感で酒はやめられるのか?
酒を飲みたい肉体の暴れは肉体で縛る
嫌酒薬は苦しみだけをもたらす〔ほか〕

著者紹介

町田 康 (マチダ コウ)  
1962年大阪府生まれ。81年パンクバンド「INU」でデビューし活躍。96年初の小説「くっすん大黒」を発表、同作は翌97年Bunkamuraドゥマゴ文学賞・野間文芸新人賞を受賞。以降、2000年「きれぎれ」で芥川賞、01年詩集『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、02年「権現の踊り子」で川端康成文学賞、05年『告白』で谷崎潤一郎賞、08年『宿屋めぐり』で野間文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)