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集まる場所が必要だ 孤立を防ぎ、暮らしを守る「開かれた場」の社会学

出版社名 英治出版
出版年月 2021年12月
ISBNコード 978-4-86276-307-5
4-86276-307-3
税込価格 2,640円
頁数・縦 347P 20cm

商品内容

要旨

1995年のシカゴ熱波で生死を分けた要因に社会的孤立があることを突き止めた著者。つながりを育み、私たちの暮らしと命を守るには何が必要なのか?研究を通して見えてきたのは、当たり前にあるものとして見過ごされがちな場、「社会的インフラ」の絶大な影響力だった―。コロナ禍を経験した今こそ、私たちには集まる場所が必要だ。

目次

序章 社会的インフラが命を救う
第1章 図書館という宮殿
第2章 犯罪を減らすインフラ
第3章 学びを促すデザイン
第4章 健康なコミュニティ
第5章 違いを忘れられる場所
第6章 次の嵐が来る前に
終章 宮殿を守る

出版社・メーカーコメント

ここでは、誰もに居場所がある。災害が頻発し、二極化が進む社会で、私たちはどうすれば、安心安全に暮らせるレジリエントなまちをつくることができるのか。図書館、学校、運動場、託児所……。あらゆる人種や性別、年齢や職業が歓迎される場所「社会的インフラ」の価値を、社会学者が解き明かす。1995年のシカゴ熱波で生死を分けた要因の一つが社会的孤立にあることを突き止めた著者。多様な人々とつながることで、安心で安全な社会をつくり、私たちの暮らしと命を守るメカニズムが研究を通して徐々に明らかになっていく。コロナ禍を経験した今こそ、私たちには集まる場所が必要だ。

著者紹介

クリネンバーグ,エリック (クリネンバーグ,エリック)   Klinenberg,Eric
ニューヨーク大学の社会学教授、パブリック・ナレッジ研究所所長。最初の本「Heat Wave:シカゴでの社会の剖検災害」は、6つの学術賞を受賞。2冊目の著書「空中戦:アメリカのメディアをコントロールするための戦い」は、「良心ある市民のための本」と称賛される(Kirkus)。同書で示した調査結果について米国議会にも報告した。本や学術記事に加えて、ニューヨーカー、ニューヨークタイムズマガジン、フォーチュン、ワシントンポストなどに寄稿多数
藤原 朝子 (フジワラ トモコ)  
学習院女子大学非常勤講師。慶大卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)