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東京水辺散歩 水の都の地形と時の堆積をめぐる

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出版社名 技術評論社
出版年月 2022年11月
ISBNコード 978-4-297-13095-4
4-297-13095-5
税込価格 2,200円
頁数・縦 239P 21cm

商品内容

要旨

水辺を起点に東京の歴史・地形を楽しむ。水の都市・東京を3つの視点で捉え直す。下町から多摩地域までを通貫し眺める。東京の多種多様な水の空間を再発見する。

目次

第1章 都市と水辺(人がつくった都市の水辺
隅田川 ほか)
第2章 東京の湧水(湧水から探る東京
王子〜赤羽 ほか)
第3章 東京の水源(東京礫層 東京の地下に広がる太古の水辺
武蔵野三大湧水池 ほか)
第4章 東京の水辺の未来(水の郷・日野
豊田用水〜黒川水路)

出版社・メーカーコメント

「ブラタモリ」でもおなじみ!陣内秀信先生、松田法子先生らが案内する魅惑のTOKYOガイド東京は凸凹地形であると同時に、水都ととも表現されるように、水との関わりが深い都市です。江戸時代には水路が江戸市街を縦横に走り、人々は舟を日常の交通手段や輸送手段として活用していました。多くの水路は高度成長期に埋め立てられてしまいましたが、その痕跡は今も街のいたるところに残っています。また、意外と知られていませんが、東京には今もあちこちに湧水が存在しています。水の湧く場所は古くから人が活用してきた場所でもあり、古代より人の生活の場所でもありました。本書では、東京の隠れた魅力である水辺に注目し、都心・下町のエリアはもちろん、巨大都市の西側に広がる山の手、さらにその外側の武蔵野台地、そして多摩地域にまで意識を拡大し、時空を超えて、東京に潜む「水の空間」のユニークな姿とその面白さを描き出そうと目論んでいます。表層的な部分だけでなく、その下に埋もれた地層や、湧水地のもつ本来の意義から都市の生態系を考察していく、アタマとカラダで楽しむお散歩ガイドブックです。

著者紹介

陣内 秀信 (ジンナイ ヒデノブ)  
法政大学江戸東京研究センター特任教授、中央区立郷土天文館館長。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。ヴェネツィア建築大学留学、ユネスコのローマ・センターにて研修。専門はイタリア建築史・都市史。受賞歴にサントリー学芸賞、ローマ大学名誉学士号他
松田 法子 (マツダ ノリコ)  
京都府立大学大学院生命環境科学研究科准教授。博士(学術)。専門分野は建築史・都市史・領域史。水際の土地の居住に関する社会・文化・技術・景観の研究など、人と場所との豊かな関係と問題系について調査研究を行う
齋藤 彰英 (サイトウ アキヒデ)  
1983年静岡県生まれ。2009年東京藝術大学大学院修士課程修了。多摩美術大学情報デザイン学科、日本工学院八王子専門学校非常勤講師を兼任。地形と水の関係を題材に、写真を主とした作品制作と発表を行う。近年では多摩川などの流路をリサーチし、制作活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)