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アメリカの大学生が学んでいる本物の教養

SB新書 605

出版社名 SBクリエイティブ
出版年月 2023年1月
ISBNコード 978-4-8156-1769-1
4-8156-1769-4
税込価格 990円
頁数・縦 215P 18cm

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要旨

技術動向や経営環境が短期間で一変するなど変化の激しい時代の中、時間的にも分野的にも幅広く役立つ「リベラル・アーツ(教養)」の重要性がいわれる。しかし、そもそも「教養」とは何を指すのだろうか。教養の定義を明らかにした上でそれを身につけ、役立てて初めて「教養を身につけた」と言えるはずだ。本書は、日本人がイメージする教養に対し、アメリカの大学で行われている歴史などの教養教育を引きながら、教養とは何か、どうすれば身につけられるのかを説いている。アメリカの大学の教養教育では、議論を重視し、知識を「生産」する力を養っているようだ。教養とは普遍的なものであり、自らの価値観として行動や思考の源になるものだという。また、真の教養人とは、前提条件の変化に合わせ、自らの意見を変えられる人を指すとも述べる。著者はJ PREP斉藤塾代表。1969年山形県生まれ。上智大学大学院国際関係論専攻博士前期課程修了後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院を経てイェール大学大学院政治学専攻にて博士号を取得。フランクリン・マーシャル大学助教授、イェール大学政治学科助教授等を歴任後、2012年に帰国し、東京都と山形県で英語と教養を教える私塾を創業。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2023年2月21日]

商品内容

要旨

古びない知識、自分の頭で考える力、思考を深める議論―知識の消費者から世界に通用する教養人へ。イェール大学元助教授が教える学びの技術と心得。これが、世界の教養人たちの学び方!

目次

1章 深く学ぶ―勉強とは違う「教養人の学びの姿勢」とは(「情報の評価」は一方通行か相互検証か
「水の選び方」を学ぶか、「井戸の掘り方」を学ぶか ほか)
2章 自分の頭で考える―正解がない世界を生きる「思考の方法」(「事実」を正しく読み解く力とは
推論のリテラシー―「確からしさ」を確かめる ほか)
3章 本を読む―知性と仲よくなると、学びが加速する(図書館に行こう
知性と仲よくなる ほか)
4章 自分の意見をつくる―「よき思考」の成果を手に入れよう(なぜ日本人は意見をもつのが苦手なのか
日本人の最重要課題は「自己肯定感」 ほか)
5章 人と共に学ぶ―議論し、合意形成を目指すのが真の教養人(学びを「独りよがり」にしない
人と共に学ぶ意義 ほか)

出版社・メーカーコメント

教養を身につけるというのは、ただの勉強とは違います。学歴があることとも違います。知識や情報を得ることそのものが目的ではありません。 教養を身につけるというのは、一般教養を身につけるとは違います。「一般教養」は時事性が強い、いわば賞味期限があるものなのですが、真の教養とは、もっと普遍的なものです。 では、教養とは何か。何のために身に付けるものなのか。 イェール大学の元助教授で、英語力と教養を同時に学べる学習塾「J PREP 斉藤塾」の代表である著者が、アメリカのリベラルアーツ教育の現場を知っているからこそ語れる、「教養とは何か」「教養人とは何か」「教養を身に付けるための方法」を明かします。

著者紹介

斉藤 淳 (サイトウ ジュン)  
1969年山形県生まれ。J PREP斉藤塾代表。上智大学外国語学部英語学科卒業、同大学大学院国際関係論専攻博士前期課程修了後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院を経てイェール大学大学院政治学専攻にて博士号(政治学)を取得。フランクリン・マーシャル大学助教授等を経て2008年イェール大学政治学科助教授に。2012年に帰国し、東京都と山形県で英語と教養を教える私塾を創業。2002‐03年衆議院議員(山形4区)。2010年『自民党長期政権の政治経済学』(勁草書房)で日経・経済図書文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)