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さえづちの眼

角川ホラー文庫 さ4−6

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2023年3月
ISBNコード 978-4-04-111736-1
4-04-111736-4
税込価格 836円
頁数・縦 343P 15cm

商品内容

要旨

「わたしは人じゃないの。強いて言うなら“さえづち”かしら」郊外にある架守家では不穏な出来事が続いていた。短期間で入れ替わる家政婦、廊下に響く何かの這い回る音、深夜に現れる赤い目。やがて架守家の一人娘・冴子が失踪し、数十年後には当主が「アカイ、メ」と言い残して死ぬ。架守家への祟りを鎮めるために依頼された霊能者は、比嘉琴子と名乗り―書き下ろしの表題作ほか2篇を収録した、比嘉姉妹シリーズ初の中篇集!

出版社・メーカーコメント

琴子が挑む難攻不落の怪異とは――比嘉姉妹シリーズ初の中篇集!真琴のもとに助けを求めにやってきた杏という少女。彼女が暮らす更生施設に「ナニカ」が入り込み、乗っ取られ、住人たちがおかしくなってしまったらしい。杏を救うために真琴と野崎は調査に乗り出すが――。

著者紹介

澤村 伊智 (サワムラ イチ)  
1979年大阪府生まれ。幼少期より怪談/ホラー作品に慣れ親しみ、岡本綺堂作品を敬愛する。2015年、『ぼぎわんが、来る』(受賞時のタイトルは「ぼぎわん」)で第22回日本ホラー小説大賞“大賞”を受賞。巧妙な語り口と物語構成によって、選考委員から高評価を獲得した。19年、「学校は死の匂い」で第72回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。20年、『ファミリーランド』で第19回Sense of Gender賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)