• 本

ラジオと戦争 放送人たちの「報国」

出版社名 NHK出版
出版年月 2023年6月
ISBNコード 978-4-14-081940-1
4-14-081940-5
税込価格 3,960円
頁数・縦 573P 20cm

商品内容

文学賞情報

2023年 第77回 毎日出版文化賞受賞
2024年 第46回 講談社本田靖春ノンフィクション賞(旧・講談社ノンフィクション賞)受賞

要旨

ラジオは国民に何を伝え、何を伝えなかったのか?長期にわたる取材と膨大な資料渉猟から、アジア・太平洋戦争に直面した「放送人」たちの矜持や高揚、困惑や懊悩、才智や創意、そして諦念を克明に追い、戦時下ラジオの責任に真正面から向き合う渾身のノンフィクション!

目次

第1章 国策的効果をさらにあげよ―検証・戦時下ラジオニュース
第2章 前線と銃後を結べ―戦時録音放送を聴く
第3章 踏みにじられた声―戦時ラジオ放送への道
第4章 日本放送協会教養部・インテリたちの蹉跌―講演放送・学校放送は何を伝えたのか
第5章 慰安と指導―放送人・奥屋熊郎の闘い
第6章 国策の「宣伝者」として―アナウンサーたちの戦争
第7章 敗戦への道―負け戦はどう伝えられたのか
第8章 敗戦とラジオ―何が変わらなかったのか

出版社・メーカーコメント

最先端のメディアとして颯爽と登場したラジオ。その担い手である「放送人」たちが先の戦争に直面して感じた矜持や高揚、煩悶や諦念とは。戦時におけるメディアの功罪を、「仕方がなかった史観」を乗り越えて問う。膨大な資料渉猟と長期にわたる取材から捉え直した、渾身のノンフィクション!

著者紹介

大森 淳郎 (オオモリ ジュンロウ)  
1957年埼玉県生まれ。1982年、東京外国語大学ヒンディー語学科卒業。同年NHK入局。富山、東京、広島、福岡、仙台の各放送局に勤務。ディレクターとして主にETV特集を手掛ける。2016年からNHK放送文化研究所に研究員として勤務。2022年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)