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インパクト評価と価値創造経営 SDGs・ESG時代におけるサステナブルな価値創造の好循環をめざして

出版社名 第一法規
出版年月 2023年10月
ISBNコード 978-4-474-09229-7
4-474-09229-5
税込価格 3,740円
頁数・縦 244P 21cm

商品内容

要旨

企業・公共部門を問わず、財務価値に加え、ESG・サステナビリティ関連の環境・社会価値(インパクト)の創造と非財務情報開示を組み込んだ価値創造・価値共創型のガバナンスとマネジメントが期待されている。本書は価値創造経営の実現におけるインパクト評価活用の意義・課題・論点について、先行研究や最新事例も踏まえながら実践的に学べる一冊。『インパクト評価と社会イノベーション―SDGs時代における社会的事業の成果をどう可視化するか―』の続編。

目次

第1部 サステナブルな価値創造経営への構造転換(サステナブルな価値創造と企業経営―トランスフォーメーションの担い手として
サステナブルな価値創造と金融システム―ESG投資を中心に
公共経営と価値共創パラダイム―NPMを超えて)
第2部 価値創造経営とインパクト評価(気候変動リスクと企業の情報開示―インパクト投資を通じた投資家の取組み
企業の非財務価値評価とインパクト評価―外部性の経済評価
公共部門とインパクト評価―経済評価を中心に
公民連携における社会価値・インパクト評価―主観的ウェルビーイング指標等の活用可能性
企業会計と社会的インパクト―インパクト加重会計の可能性)
第3部 インパクト評価活用編(ケーススタディ(1)ソーシャルビジネスカンパニーをめざす不動産総合デベロッパーの事業分野別SROI評価
ケーススタディ(2)まちづくり領域におけるインパクト・ボンド(UDIB)構想とインパクト評価―国土交通省の取組みを例に)

著者紹介

塚本 一郎 (ツカモト イチロウ)  
明治大学経営学部教授(非営利組織論、社会的企業論、インパクト投資論、インパクト評価論)。一橋大学社会学研究科博士課程単位取得退学後、佐賀大学経済学部専任講師・助教授、明治大学経営学部助教授を経て現職。経済産業省「地域を支えるサービス事業主体のあり方に関する研究会」委員、内閣府「社会的インパクト評価の実践による人材育成・組織運営力強化調査に関する研究会」座長等を歴任。国際ジャーナルPublic Management Review(Routledge)の編集委員も務める
関 正雄 (セキ マサオ)  
放送大学客員教授、社会構想大学院大学客員教授、損害保険ジャパン(株)経営企画部シニアアドバイザー。東京大学法学部卒業後、安田火災海上保険(株)(現・損害保険ジャパン(株))入社。理事・CSR統括部長、明治大学経営学部特任教授を経て現職。社会的責任国際規格ISO26000作業部会エキスパート、経団連企業行動憲章タスクフォース座長、同CBCC企画部会長、SDGsステークホルダーズ・ミーティング委員(環境省)、東京オリンピック・パラリンピック「街づくり・持続可能性委員会」委員などを務める
馬場 英朗 (ババ ヒデアキ)  
関西大学商学部教授(公会計、非営利会計)。大阪大学博士(国際公共政策)、公認会計士。監査法人トーマツ名古屋事務所、愛知学泉大学現代マネジメント学部准教授を経て現職。内閣府「共助社会づくり懇談会 社会的インパクト評価検討ワーキング・グループ」委員などを務めた。著書に『非営利組織のソーシャル・アカウンティング』(日本評論社、国際公会計学会図書部門学会賞・日本NPO学会林雄二郎賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)