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ておくれの現代社会論 ○○と□□ロジー

叢書・知を究める 24

出版社名 ミネルヴァ書房
出版年月 2024年2月
ISBNコード 978-4-623-09661-9
4-623-09661-0
税込価格 2,860円
頁数・縦 256,7P 20cm

商品内容

要旨

先人たちが残した当時の社会に対しての危機感が、現代の我々にとっても妥当に思える時、我々は問題を解決できていない「ておくれの時代」を生きていることを認識せねばならないのではないか。しかしそれは絶望し、すべてをあきらめることではない。それは頭を冷やすことであり、心から納得する生き方を探し出そうとすることである。本書は、ておくれであることを自覚し、批判的にロゴスと格闘するミソロゴス(言葉嫌い)の論理で、現代社会を見通そうとする試みである。

目次

序 ておくれの現代社会論
1 政治と向き合う、経済を見つめ直す(民主とメソドロジー
成長とサイコロジー
戦争とトポロジー
経済とアポロジー
国家とアンソロポロジー
福祉とセオロジー)
2 文化を探る、味わう(空気とエコロジー
権利とアーケオロジー
情報とテクノロジー
知能とオントロジー
芸術とエティモロジー
教育とアナロジー)
3 思想にふれる、思想を生きる(信仰とバイオロジー
正義とパソロジー
倫理とトートロジー
偽装とコスモロジー
暴力とアイディオロジー
災禍とソシオロジー
ミソロゴスの論理)

著者紹介

中島 啓勝 (ナカジマ ヨシカツ)  
1979年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学。現在、京都文教大学・龍谷大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)