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題未定 霊媒の話より 安部公房初期短編集

新潮文庫 あ−4−26

出版社名 新潮社
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-10-112126-0
4-10-112126-5
税込価格 825円
頁数・縦 363P 16cm

商品内容

要旨

太平洋戦争末期、満州で激動の日日を過ごした青年は、その時何を思い、何を未来に残したのか―。漂泊民の少年が定住を切望する19歳の処女作「(霊媒の話より)題未定」、2012年新たに原稿が発見された、精神病棟から抜け出した男を描く「天使」、「壁―S・カルマ氏の犯罪」に繋がる「キンドル氏とねこ」。やがて世界に名を馳せる安部文学、その揺籃にふさわしい清新な思想を示す初期短編11編。

出版社・メーカーコメント

太平洋戦争末期、満州で激動の日日を過ごした青年は、その時何を思い、何を未来に残したのか−−。漂泊民の少年が定住を切望する19歳の処女作「(霊媒の話より)題未定」、2012年新たに原稿が発見された、精神病棟から抜け出した男を描く「天使」、「壁−S・カルマ氏の犯罪」に繋がる「キンドル氏とねこ」。やがて世界に名を馳せる安部文学、その揺籃にふさわしい清新な思想を示す初期短編11編。

著者紹介

安部 公房 (アベ コウボウ)  
1924‐1993。東京生れ。東京大学医学部卒。1951(昭和26)年「壁」で芥川賞を受賞。’62年に発表した『砂の女』は読売文学賞を受賞したほか、フランスでは最優秀外国文学賞を受賞。その他、戯曲「友達」で谷崎潤一郎賞、『緑色のストッキング』で読売文学賞を受賞するなど、受賞多数。’73年より演劇集団「安部公房スタジオ」を結成、独自の演劇活動でも知られる。海外での評価も極めて高く、’92(平成4)年にはアメリカ芸術科学アカデミー名誉会員に。’93年急性心不全で急逝。2012年、読売新聞の取材により、ノーベル文学賞受賞寸前だったことが明らかにされた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)