• 本

「行きたくなる」オフィス 集う場のデザイン

出版社名 彰国社
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-395-32204-6
4-395-32204-2
税込価格 2,200円
頁数・縦 207P 21cm

書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍

要旨

新型コロナウイルス感染症のパンデミックによって、私たちの「働く場所」に対する考え方は大きく変わった。リモートワークという選択肢が増えたことで、働く環境による効率性やモチベーションの違いを多くの人が体験し、リアルに集い顔を合わせることの価値をあらためて認識させられたのではないだろうか。
本書では、リモートワークといったオプションもある中で、あえて「行きたくなる」オフィスとはどういうものか、人が集い価値を創造するのにどんな環境が求められているのか、働く人を対象にした調査結果から、その答えを明らかにしている。集まって働くことの本質には「他者理解」があり、それを前提にグループワークやコミュニケーションを活性化させるオフィスデザインとはどのようなものなのか。
著者は株式会社オカムラ ワークデザイン研究所リサーチセンター所長。大阪大学国際公共政策学部招聘教員、名古屋市立大学芸術工学部非常勤講師。空間デザイナーを経て、現在はコミュニケーションと空間環境をテーマに、これからの働き方とその空間の在り方についての研究に従事している。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2024年6月17日]

商品内容

要旨

場所を固定しない働き方が広がるいま、それでも「行きたくなる」オフィスとは?自由に人と会えない時間を経験したからこそ、集うことの意味を問い、新たな価値を創造できる場をつくりたい。

目次

空間(働き方が変わったいま、出社したくなるオフィスとは?
チームを活かすことができるのはどんな場所?
カジュアルな空間は、仕事のパフォーマンスを上げる?)
視線(集中が途切れないのは、どんなスペース?
グループワークを活性化させる座席の向きは?
ノートパソコンは各自持参。それでも会議にディスプレイは必要?)
接触(会話中の動きは、私たちのどんな意識を表している?
立ち話の最中、どこかに触れたくなるのはなぜ?
立ったまま会話をする2人の間に、テーブルは必要?)
位置(2人の共同作業がはかどるのは隣の席、それとも?
四角いテーブルと丸いテーブル、共同作業にどう影響する?
立ち姿勢が仕事の効率を上げるって、本当?
ローテブルやソファは、どんな仕事に向く?)
インタビュー(使う人びとを信頼し、謙虚に、誠実につくる―大西麻貴(建築家)+百田有希(建築家)
「ここならいてもいいかな」と思える場づくり―永井玲衣(哲学研究者))

著者紹介

花田 愛 (ハナダ アイ)  
株式会社オカムラワークデザイン研究所リサーチセンター所長。大学院修了後、岡村製作所(現オカムラ)に入社。専門は芸術工学。空間デザイナーを経て、現在はコミュニケーションと空間環境をテーマに、これからの働き方とその空間の在り方についての研究に従事。博士(学術)。大阪大学国際公共政策学部招聘教員、名古屋市立大学芸術工学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)