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底惚れ

徳間文庫 あ63−2 徳間時代小説文庫

出版社名 徳間書店
出版年月 2024年5月
ISBNコード 978-4-19-894944-0
4-19-894944-1
税込価格 880円
頁数・縦 269P 15cm

商品内容

要旨

江戸で一季奉公を重ね、四十も過ぎた。小藩の屋敷で奉公中、ご老公のお手つき女中・芳の故郷へ宿下がりの同行を命ぜられる。理不尽な扱いに憤り彼女の味方になりたいと願うが、芳は俺を刺し姿を消した―。一命をとりとめた俺は芳の行方を捜す。どうしても伝えたいことがあった。最底辺の女郎屋を営みながら芳が現れるのを待つ俺だったが、ある日、衝撃的な事態に遭遇し…。第35回柴田錬三郎賞、第17回中央公論文芸賞W受賞作!

著者紹介

青山 文平 (アオヤマ ブンペイ)  
1948年神奈川県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。経済関係の出版社に18年勤務したのち、フリーライターに。2011年『白樫の樹の下で』で第18回松本清張賞を受賞。江戸中期の武士の存在感が希薄になる時代、懸命にもがき生きる人々を描き注目される。新しい時代小説の可能性を、一作ごとに提示している。削き落とし、余情に富んだ文体が魅力で、常に新作を待たれている作家である。2014年『鬼はもとより』で第17回大藪春彦賞を受賞。2015年『つまをめとらば』で第154回直木三十五賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)