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カーボンニュートラルからネイチャーポジティブへ サステナビリティ経営の新機軸

出版社名 中央経済社
出版年月 2024年7月
ISBNコード 978-4-502-50131-9
4-502-50131-X
税込価格 2,530円
頁数・縦 195P 21cm

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要旨

日本を含む世界各国でカーボンニュートラルに向けた取り組みが続けられているが、同時にもう一つの大きなサステナビリティに向けた取り組みも広がりつつある。「ネイチャーポジティブ」である。これまでの「自然資本」の損失を「反転」させるものであり、あらゆる業種の企業に対応が求められている。本書では、自然資本、ネイチャーポジティブとは何かから始まり、各国・地域の政策等の動向から国内外企業の取り組み事例、企業の具体的な行動のためのヒントなどを詳しく解説している。自然資本は、自然によって形成される資本のことで、取り組みが進んでいる「生物多様性」も含まれる。多くの企業が、原料や資源として自然資本に「依存」するとともに、土地開発や廃棄物などで「影響」も与えている。このどちらにも対応し、自然資本の増加をめざすのがネイチャーポジティブへの取り組みとなる。編者の野村総合研究所は日本の大手シンクタンクで、コンサルティング、金融ITソリューション、産業ITソリューション、IT基盤サービスを業務としている。本書は、コンサルティング事業本部統括部長 兼 サステナビリティ事業コンサルティング部長 兼 コンサルティング事業本部DX事業推進部長の榊原渉氏を筆頭とする8名が執筆。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2024年8月28日]

商品内容

要旨

自然資本・生物多様性にどう対応すべきか。各国・地域の政策等の動向から国内外企業の取り組み事例まで。

目次

第1章 自然資本に関する諸概念
第2章 ネイチャーポジティブと他のサステナビリティテーマの関連
第3章 各国・地域の政策等の動向
第4章 金融セクターの動向
第5章 事業会社の動向
第6章 事業会社に求められる取り組み

著者紹介

榊原 渉 (サカキバラ ワタル)  
株式会社野村総合研究所コンサルティング事業本部統括部長兼、サステナビリティ事業コンサルティング部長兼、コンサルティング事業本部DX事業推進部長。1998年3月に早稲田大学理工学研究科建設工学専攻修了。同年4月に株式会社野村総合研究所入社。2017年4月からグローバルインフラコンサルティング部長、2020年4月からコンサルティング人材開発室長を経て、2022年4月からサステナビリティ事業コンサルティング部長。2023年4月からはコンサルティング事業本部DX事業推進部長も兼務。2021年10月から北海道大学客員教授(現任)。専門はサステナビリティ経営全般・建設・不動産・住宅関連業界の事業戦略立案・実行支援など
中田 北斗 (ナカタ ホクト)  
株式会社野村総合研究所コンサルティング事業本部サステナビリティ事業コンサルティング部シニアコンサルタント。2015年北海道大学獣医学部を卒業。国際協力機構青年海外協力隊(感染症・エイズ対策、バングラデシュ/ザンビア)、北海道大学博士研究員、国際協力機構長期在外研究員(毒性学、ザンビア)などを経て、2022年より現職。博士(獣医学)、獣医師。主に自然資本・生物多様性(ネイチャーポジティブ)および循環経済(サーキュラーエコノミー)に関わる事業戦略立案、情報開示支援、政府・官公庁の政策立案などに従事
漆谷 真帆 (ウルシダニ マホ)  
株式会社野村総合研究所コンサルティング事業本部サステナビリティ事業コンサルティング部シニアコンサルタント。2016年慶應義塾大学大学院理工学研究科修了。株式会社野村総合研究所に入社後、サステナビリティ経営全般の経営・事業戦略策定〜実行支援、自然資本や人的資本等の個別イシュー対応支援、組織風土改革を専門としたコンサルティングに従事。うち、2年間にわたる同本部の人材戦略の立案・実行および採用担当を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)