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共鳴するからだ 空間身体学をひらく

出版社名 晶文社
出版年月 2024年8月
ISBNコード 978-4-7949-7433-4
4-7949-7433-7
税込価格 1,870円
頁数・縦 277P 19cm

商品内容

要旨

ただそこに居ること。存在の知覚から拓かれるからだへ。東日本大震災、コロナ禍という不可避の社会変容に対して、「日本人のからだ」はどのように適応/不適応してきたか。高度情報化する社会において、私たちのからだから発せられるSOSとは何か。またそうした不安定な社会において、本来のからだの力を取り戻し、快活に生きていくための方法とは何か。そして最注目の「イールドワーク」の全貌とは。整体、ロルフィング、神経生理学、それぞれを背景とする三人の「間法」使いが「身体と空間」を軸に縦横無尽に語り合う。

目次

1 からだの深みを見つめていたい―片山洋次郎 聞き手・藤本靖(近代社会の限界と日本人の身体
息苦しさはどこから来るのか
日本人の胸はなぜ固いのか ほか)
2 交流するからだ―田畑浩良 聞き手・藤本靖(最初の位置を決める
日常生活で「最初の場」をどう探すか
「逃げる」ということ ほか)
3 鼎談 空間から身体と感覚を考える―空間身体学宣言(空間の緊張も共鳴する
身体があることで空間が生まれる
動的感覚が流れる空間へ ほか)

著者紹介

片山 洋次郎 (カタヤマ ヨウジロウ)  
1950年川崎市生まれ。東京大学教養学部中退。身がまま整体気響会を主宰。20歳代半ば、自身の腰痛をきっかけに“整体”に出会う。その後「野口整体」の思想に触発されながら独自の整体法を創り上げる
田畑 浩良 (タハタ ヒロヨシ)  
1963年生まれ。ロルファーTM。(株)林原生物化学研究所(現ナガセヴィータ株式会社)に勤務した後、米国コロラド州ボールダーに本拠を置くロルフ・インスティテュートでロルファー養成トレーニングに参加し、1998年にロルファーとして認定される。ロルフィングセッションの提供を中心に活動中。クライアントの自発的変容や自己組織化を促す「イールドの技法(Yielding Embodiment Orchestration)」を開発し、その担い手も養成中
藤本 靖 (フジモト ヤスシ)  
環境神経学研究所代表、日本身体性学協会会長。長野県立大学大学院客員准教授(神経生理学・ボディワーク)。ボディワーカー。東京大学大学院身体教育学研究科修了。現在は、ボディワーカーとしての活動にくわえて、企業の研究開発事業を受託、自律神経研究をベースとした商品開発などの社会実装にとり組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)