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魂の教育 よい本は時を超えて人を動かす

出版社名 岩波書店
出版年月 2024年11月
ISBNコード 978-4-00-061669-0
4-00-061669-2
税込価格 3,190円
頁数・縦 261P 20cm

商品内容

要旨

よい読書体験はよい人間形成につながる、と信じる。真っ暗な地下鉄の線路を歩いた昔日の彷徨から、自らの実存の問いと対峙した神学遍歴、自分の人生を一つの物語として紡ぐ最後のピースとなった、半世紀後に届いた「魂の教育」を願う母の祈りとの再会まで―。月刊誌『世界』で綴られた、教養主義の理想「ボナエ・リテラエ」を冠する思索の航跡。

目次

1 実存の闇(名付け―『ファーブル昆虫記』
口火―「良い書物」 ほか)
2 諸宗教の光(非存在の淵―波多野精一『時と永遠』
預言者―ウェーバー『古代ユダヤ教』 ほか)
3 遍歴する神学(日本発の世界的神学―北森嘉蔵『神の痛みの神学』
近代啓蒙の爆裂―バルト『ローマ書』 ほか)
4 遙かな成就(不安を引き受ける力―ティリッヒ『生きる勇気』
愚かな光の子―ニーバー『光の子と闇の子』 ほか)

出版社・メーカーコメント

よい読書体験はよい人間形成につながると信じる。真っ暗な地下鉄の線路を歩いた昔日の彷徨から、自らの実存の問いと対峙した神学遍歴、半世紀後に届いた「魂の教育」を願う母の祈りまで−−。ルネサンス期の幅広い人文主義的な教養主義の理想「ボナエ・リテラエ」を冠する『世界』連載で紡がれた、ある救済の物語。

著者紹介

森本 あんり (モリモト アンリ)  
1956年生まれ。国際基督教大学、東京神学大学、プリンストン神学大学を修了(Ph.D.)。国際基督教大学教授、学務副学長を経て2022年に名誉教授。同年より東京女子大学学長。プリンストン神学大学とバークレー連合神学大学で客員教授を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)