• 本

移民都市

出版社名 人文書院
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-409-24166-0
4-409-24166-4
税込価格 5,280円
頁数・縦 383P 19cm

商品内容

要旨

排外主義が渦巻くこの時代、ロンドンの移民青年たち30人と継続的に対話を重ね、その苦悩や格闘の軌跡をつぶさに辿った。グローバルな移動を生み出したポストコロニアルの歴史、現況の厳しい国境管理、そして個々人の生におけるコンヴィヴィアリティ―理論と対話の現場を往還しながら、『耳を傾ける技術』の著者がかれらとともに創り上げた、協働的で革新的な「都市の民族誌」の誕生。

目次

序章 移動する世代
第1章 モバイルな生、移動する国境
第2章 「あなたたちがそこにいるから、私たちがここにいる」―移民論争のスケールを変える
第3章 ボートでやってきた新参者
第4章 待つこと、デッドタイム、より自由な生
第5章 国境をまたいで生きる
第6章 人種主義の廃墟の只中にある多文化的コンヴィヴィアリティ
第7章 結論 ロンドンの物語
おわりに 別のやり方で民族誌を書くこと

著者紹介

バック,レス (バック,レス)   Back,Les
グラスゴー大学教授
シンハ,シャムサー (シンハ,シャムサー)   Sinha,Shamser
イギリス・サフォーク大学法学・社会学部上級講師(社会学・若者研究を担当)。劇作家。青少年の成長や社会関与を支援するユース・ワーカーとしても活動。専門は、人種と人種主義、ポストコロニアル研究、若者研究、民族誌的調査
有元 健 (アリモト タケシ)  
国際基督教大学教養学部アーツ・サイエンス学科上級准教授。専門はカルチュラル・スタディーズ、身体文化論
挽地 康彦 (ヒキチ ヤスヒコ)  
和光大学現代人間学部人間科学科教授。NPO法人「移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)」編集部を兼任。専門は社会学、移民研究、カルチュラル・スタディーズ
栢木 清吾 (カヤノキ セイゴ)  
翻訳家。桃山学院大学、広島工業大学ほか非常勤講師。専門はイギリス近現代史、歴史社会学、移民研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)