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映画で味わう中世ヨーロッパ 歴史と伝説が織りなす魅惑の世界

出版社名 ミネルヴァ書房
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-623-09774-6
4-623-09774-9
税込価格 3,300円
頁数・縦 265,45P 21cm

商品内容

要旨

ジャンヌ・ダルクにロビン・フッド、アーサー王伝説…中世ヨーロッパの歴史と伝説はこれまで数多くの映画に結実してきた。これら「中世映画」の見どころは奈辺にあるのだろうか。本書は、歴史・文学・美術・音楽など、西洋中世学に関する様々な切り口から「中世映画」を読み解く。過去に観た作品を思い出しながら読み進めるのもよし、本書を片手に新たな扉を開くもよし。「中世」の息吹を感じながら、魅惑の世界を味わってみよう!

目次

序章 自省と招待の往還から―本書の成り立ち
第1部 映像化される中世(“中世映画”の幕開けとジャンヌ・ダルク―語り継がれる史実とフィクション
映画のなかのロビン・フッド―あるいはハリウッドにおける幼年期の終わりについて
ホビット・フランチャイズの武器考証―中世北欧・英国文献学的ファンタジー映画の研究例
「イッツ・オンリー・ア・モデル」―モンティ・パイソンの描いた中世の魅力
過去を語る―女教皇伝説と映画)
第2部 中世映画の読み解き方(映画の「中の音」と「外の音」―中世映画と音楽
『冬のライオン』とロマネスク美術
秘められたモチーフ―ガイ・リッチー監督の『キング・アーサー』
映画にみる戦闘シーンと西洋中世武術
「羊皮紙」の神秘―『薔薇の名前』写字室からの随想)

著者紹介

図師 宣忠 (ズシ ノブタダ)  
現在、甲南大学文学部教授。専門分野:中世フランス史/異端カタリ派、異端審問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)