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原発と司法 国の責任を認めない最高裁判決の罪

岩波ブックレット 1103

出版社名 岩波書店
出版年月 2025年1月
ISBNコード 978-4-00-271103-4
4-00-271103-X
税込価格 693円
頁数・縦 68P 22cm

商品内容

要旨

この本は原発に関心をもつすべての方のための入門書です。筆者は元裁判官。国の顔色をうかがう司法を変えねばならないことが分かります。

目次

令和6年の能登半島地震
珠洲原発
志賀原発
2007年能登半島地震と井戸判決
福島原発事故後に提起された志賀原発の運転差止裁判
原発の運転を止めるべき理由
我が国の原発の耐震性
南海トラフ巨大地震と原発
私が講演を引き受けた理由
先入観と原発の本質
原発の本質
2022年6月17日最高裁判決
福島原発事故の状況
4号機の奇跡
本件訴訟の争点と多数意見
多数意見の問題点
多数意見の前半(事故前の津波対策)
多数意見の後半(防潮堤の高さ)
三浦反対意見
多数意見と三浦意見の対比〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

「原発の問題は難しい」、「原発は安全に作られている」と思っていませんか?元裁判官の著者もかつてそう思いこんでいましたが、原発裁判を担当し、認識が変わりました。答えは何れも「ノー」なのです。本書では皆さんの「先入観」を氷解させ、原発を巡る問題の本質に迫ります。全国の主な脱原発訴訟・国賠訴訟一覧表付。

著者紹介

樋口 英明 (ヒグチ ヒデアキ)  
1952年三重県生まれ。京都大学法学部卒業。1983年裁判官任官、大阪高裁、名古屋地裁、名古屋家裁部総括判事などを歴任。2017年定年退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)