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脂肪と人類 渇望と嫌悪の歴史

新潮選書

出版社名 新潮社
出版年月 2025年1月
ISBNコード 978-4-10-603921-8
4-10-603921-4
税込価格 2,200円
頁数・縦 223,16P 20cm

商品内容

要旨

神への捧げものか、健康の敵か。魔性の栄養素の謎に迫る。脂肪は命そのものだ。私たちの祖先は肉よりも、脂肪たっぷりの骨髄や脳、内臓を求めて狩りをした。それが忌避すべき栄養素になったのはなぜか。著者は世界各地の脂肪料理を味わい、神話のなかの乳を追い、酪農や畜産の歴史を調べ、味覚や健康の面からもアプローチ。石器時代から続く脂肪と人類の複雑な関係を描き出す。

目次

序文 脂肪―命と欲望
第一章 ホワイトチャペルの怪物―世界を虜にしたロンドン下水道の「脂肪の山」
第二章 骨髄―祖先たちの飽くなき脂への欲求
第三章 バターとチーズ―神の食べ物、女性の苦労の結晶
第四章 だから脂は味わい深い
第五章 豚肉、ナショナリズム、アイデンティティ
第六章 かくも恐ろしき脂肪
第七章 熱帯の木に生えるラードと大豆ロビイスト―植物油を巡る熱い闘い
第八章 結局、脂肪を摂ると太るのか痩せるのか
第九章 どれも同じくらい脂っこいわけではない―しかし多様性で脂肪は最高の存在になる
脂と料理のヒント もっと脂を使った美味しいレシピとテクニック

出版社・メーカーコメント

神への捧げものか、健康の敵か。魔性の栄養素の謎に迫る。脂肪は命そのものだ。私たちの祖先は肉よりも、脂肪たっぷりの骨髄や脳、内臓を求めて狩りをした。それが忌避すべき栄養素になったのはなぜか。著者は世界各地の脂肪料理を味わい、神話のなかの乳を追い、酪農や畜産の歴史を調べ、味覚や健康の面からもアプローチ。石器時代から続く脂肪と人類の複雑な関係を描き出す。

著者紹介

ダムベリ,イェンヌ (ダムベリ,イェンヌ)   Damberg,Jenny
ジャーナリスト・作家。スウェーデンの主要朝刊紙に寄稿。デビュー作の『いただきます!新しい定番料理の知られざる歴史』がスウェーデン食事アカデミーの「食にまつわるエッセイ」の部で最優秀賞を受賞したほか、食文化関係の著書多数
久山 葉子 (クヤマ ヨウコ)  
翻訳家・エッセイスト。スウェーデン大使館商務部勤務を経て、現在はスウェーデン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)