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故宮の文様 中国伝統文化と美学の象徴を読み解く

出版社名 翔泳社
出版年月 2025年1月
ISBNコード 978-4-7981-8577-4
4-7981-8577-9
税込価格 3,520円
頁数・縦 295P 26cm

商品内容

要旨

染物や織物、磁器、建築などに描かれた文様117種を掲載。すべての文様をCMYK値付きの配色見本で紹介。デザイン、絵画、ファッション、インテリアなどの参考に。

目次

第一章 故宮の文様について
第二章 故宮の文様(染織
磁器
絨毯
琺瑯器
建築)

出版社・メーカーコメント

華麗なる故宮(紫禁城)に描かれた、中国伝統文化と美学を知る文様の数々。117種すべての文様をCMYK値付きの配色見本とともに掲載!天井を舞う春秋戦国時代の龍鳳(りゅうほう)文、寿康宮の和璽(わじ)彩画を縁取る魏晋南北朝時代の纏枝(てんし)唐草文、后妃の礼服を彩る唐・宋代の喜相逢(きそうほう)文、紅釉を乗せた白磁碗の上で羽ばたく清代の白鷺文、黄色の瑠璃瓦や赤い壁に、華麗な雕梁(ちょうりょう)ーー。600年の歴史を持つ故宮は、5000年にわたる中華文化の集大成です。華やかな建築物から錦織の衣装や精緻な調度品、繊細な磁器や工芸品に至るまで、さまざまな形の文様が表現されてきました。詩的に、鮮やかに描き出された四季折々の風物に、吉祥の意を尽くして生まれた無数の文様には、先人の美学や哲学が込められています。本書(原題『故宮紋様』)では、そんな中国文化を象徴する伝統的な文様やモチーフを、緻密で美麗なデジタルイラストで再現しました。一つ一つの文様の由来と寓意を解き明かし、色彩の意図を紹介しながら、中国文化の根底に流れる美意識をていねいに探ります。森羅万象や神話伝説など、あらゆるものを意匠化した故宮の文様を読み解けば、悠久の歴史を持つ東洋文明の美学と物語、中国文化の源流や美学、匠の技を感じ取ることができるでしょう。すべての文様にCMYK値付の配色見本を掲載しています。中華系イラスト、デザイン、絵画、ファッション、インテリア、物語創作など、中国関連の創作に使える資料集として、ぜひ参考にしてください。●染織、磁器、絨毯、琺瑯器、建築の5つの媒体に描かれた117種を厳選して紹介●117種の文様すべてにCMYK値付きの配色見本を掲載●神話や伝説上の動物、植物など、さまざまなモチーフをじっくり楽しめる●複雑な文様の構図や配色アイデアの参考に〈訳者紹介〉陰山有加(かげやま ゆか)武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科卒業。大学在学中の中国旅行をきっかけに中国語を学び始める。北京・上海で日系教育機関や台湾系翻訳会社に勤務し、帰国後はフリーランス翻訳者として独立。現在、産業翻訳のほか出版、映像、漫画、ゲームなど幅広いジャンルの翻訳に携わる。

著者紹介

黄 清穗 (ホアン チンスイ)  
紋藏中国文様データベースの創始者。現在、広西芸術学院で教鞭を執るほか、『民族芸術』の紋藏コラムを担当。文様専門書10冊を出版し、多くの中国無形遺産継承者研修プロジェクト、国家芸術基金プロジェクトにて講師を務める
李 健菲 (リー ジエンフェイ)  
中国文様関連の仕事に携わる
陰山 有加 (カゲヤマ ユカ)  
兵庫県生まれ、武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科卒業。大学在学中の中国旅行をきっかけに中国語を学び始める。北京・上海で日系教育機関や台湾系翻訳会社に勤務し、帰国後はフリーランス翻訳者として独立。現在、産業翻訳のほか出版、映像、漫画、ゲームなど幅広いジャンルの翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)