「憲政常道」の近代日本 戦前の民主化を問う
NHKブックス 1292
出版社名 | NHK出版 |
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出版年月 | 2025年1月 |
ISBNコード |
978-4-14-091292-8
(4-14-091292-8) |
税込価格 | 2,310円 |
頁数・縦 | 430P 19cm |
商品内容
要旨 |
民主主義は米国のプレゼントではない 「日本の軍部が台頭したのは政党が腐敗していたから」とか、「大正デモクラシーが戦前民主主義のピーク」というイメージは歴史の事実と一致するのか。否、むしろ近年明らかになったのは、政党政治に肯定的な元老や、婦人参政権を推進する政党であり、協調外交維持に努める政府、軍縮に協力的な軍部大臣である。本書は、議会多数党間で政権交代を行う現代的な仕組みが「憲政常道」の名で百年前に形づくられていく様子を明らかにし、日本の民主主義の出発点が第一次世界大戦後にあったと見る。多彩な引用と篤実な叙述で蘇る、忘れられた戦前日本の姿! |
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目次 |
本書に関連する主な政党の変遷 |
出版社・メーカーコメント
政党の存在意義がわからなくなるような選挙や政局が増えているのに、政治の主役は政党であり続けている。その理由を、100年前いかに民主政治が成立したかを描きつつ考えるのが本書である。「戦前日本は軍国主義」というイメージを吹き飛ばす、篤実な歴史家による「目から鱗」の日本近代史。