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みしらぬ国戦争

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2025年3月
ISBNコード 978-4-04-114944-7
4-04-114944-4
税込価格 1,980円
頁数・縦 276P 19cm

商品内容

要旨

国名も位置も分からない未確認隣接国家“UNC”の侵略で、「交戦状態」となったこの国。2年間続く戦争に人々は飽き飽きし、数字だけで伝えられる戦況をどこか他人事のように感じていた。海岸の漂着物を確認するという徴集業務に従事するユイも、そんな「日常」を送る1人。ユイの目的はただ1つ、両親の形見に刻まれた謎の文字の正体を突き止め、幼い頃失った記憶を取り戻すことだ。その文字の記された漂着物を拾い集める男性、文字と同じ言語の歌を歌う女性らと交流を深めながら、その秘密に迫ろうとするユイだったが―。

出版社・メーカーコメント

国名も位置も分からない未確認国家〈UNC〉の侵略で、「交戦状態」となったこの国。二年間続く戦争に人々は飽き飽きし、数字だけで伝えられる戦況を他人事のように感じていた。海岸の漂着物を確認するという戦時徴収業務に従事するユイも、そんな「日常」を送る一人。ユイの目的はただ一つ、両親の形見に刻まれた謎の文字を解明し、幼い頃失った記憶を取り戻すことだ。徴収業務の傍ら、その文字の記された漂着物を拾い集める老人、文字と同じ言語の歌をうたう少女らと交流を深めながら、その秘密に迫ろうとするユイだったが−−。みしらぬ敵、みしらぬ文字、みしらぬ歌、みしらぬ戦争。全てが繋がるとき明らかになる、戦争の“真実”とは?

著者紹介

三崎 亜記 (ミサキ アキ)  
1970年、福岡県生まれ。熊本大学文学部卒。2004年、「となり町戦争」で第17回小説すばる新人賞を受賞しデビュー、同作で第18回三島由紀夫賞、第133回直木賞にもノミネートされる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)