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今なお止むことのない奴隷制と人種差別から生まれた黒人音楽 圧政の歴史サウンド・オブ・フリーダム Blues,Gospel,Jazz,Hip‐Hop

出版社名 ヒカルランド
出版年月 2025年4月
ISBNコード 978-4-86742-493-3
4-86742-493-5
税込価格 3,630円
頁数・縦 258P 21cm

商品内容

要旨

目を覆いたくなるようなリンチが起きても、絶望に打ちひしがれるいわれのない差別を受けても、音楽があれば、アフリカ系アメリカ人の内的な自由は奪われなかった。ブルース、ゴスペル、ジャズ、ヒップホップ。今、あなたの耳に流れるその音楽こそ、アフリカ系アメリカ人の神への祈り、そのものなのだ。

目次

自由を奪われたアフリカ系アメリカ人たちは「音楽」で闘ってきた
ブルース、すべてがここから始まった
ヨーロッパ系移民の来訪とアメリカ先住民の悲劇―「野蛮人」はどちらか?
奴隷制民主主義―先住民と奴隷を除いた「独立宣言」の惨状
奴隷のアフリカ人たちは苛酷な現実をブルースとスピリチュアルで乗り越えた
人種差別主義者リンカーンによる奴隷解放
アメリカの最も暗く、吐き気のするようなリンチの時代
バスボイコット運動というアメリカ史上初の非暴力による抵抗運動
人種統合への血の滲むような闘い
「I Have a Dream」―キング牧師の夢と悪夢
人種隔離政策の終わりは「超分離主義」の経済的人種隔離の始まり
アフリカ系アメリカ人の経験を代表するマルコムXの壮絶な人生
アメリカ社会の価値観はアフリカ系アメリカ人を自己憎悪させる
マルコムXの金字塔的偉業!むき出しの事実を語ったイスラム教徒
ヒップホップ・ジェネレーションの光と陰―現代にまで至る奴隷制
新しいリンチの時代―警察と法も味方にならない閉塞の時代へ
Still I Rise!困難をしなやかに乗り越えて立ち上がる!

出版社・メーカーコメント

ブルース、ゴスペル、ジャズ、ヒップホップに込められた「人種差別」の真相−−彼らの呻きと自由への渇望の音を聴け!

著者紹介

藤井 創 (フジイ ハジメ)  
1958年11月19日生。同志社大学文学部社会学科卒、東京神学大学大学院修了、日本キリスト教団牧師。アメリカのWestern Theological Seminary、San Francisco Theological Seminary、Yale Divinity School、Overseas Ministry Study Centerに学ぶ。Doctor of Ministry(牧会学博士)。1996年〜2008年、金城学院大学教授・宗教主事。2008年〜2015年、酪農学園大学教授・宗教主任。2017〜2018年、Silliman University Divinity School客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)