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公共内芸術 民主主義の基盤としてのアート

出版社名 人文書院
出版年月 2025年4月
ISBNコード 978-4-409-10046-2
4-409-10046-7
税込価格 5,940円
頁数・縦 471P 19cm

商品内容

要旨

国家は芸術に対しなぜお金を出すべきなのか、そして、芸術は民主主義にどのように貢献するのか。批判理論を軸に哲学、政治学、経済学などを横断し、国家による芸術への助成について理論的な正当化を試みるとともに、芸術が民主主義と市民社会に対して果たす重要な貢献を丹念に論じる。哲学者でありつつ、アートの現場にも関わってきた著者による、壮大で精密な考察に基づく力強い提起の書。

目次

第一部 二重の不足(文化戦争
芸術はいかなる財か?
芸術だけなのか?)
第二部 市民社会(公共圏
公民セクター
拮抗し合う諸力)
第三部 リミックスされたモダニズム(関係的自律
本来性と責任
民主的文化
文化政策を転換させること)

著者紹介

ザイダーヴァート,ランバート (ザイダーヴァート,ランバート)   Zuidervaart,Lambert
カナダ・トロントにあるキリスト教学術研究所名誉教授。アドルノを中心に、批判理論を専門とする哲学者であり、キリスト教改革派の体系的哲学者でもある。研究領域は、大陸哲学、認識論、社会哲学、芸術哲学
篠木 涼 (シノギ リョウ)  
団体職員。研究領域は、美学、視覚文化論、心理学史。立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程修了、博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)