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『三国志』を読む

岩波現代文庫 文芸 370

出版社名 岩波書店
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-00-602370-6
4-00-602370-7
税込価格 1,408円
頁数・縦 299P 15cm

商品内容

要旨

日中両国でいまも書きつがれ、読みつがれている“三国志”の物語。その原点である正史『三国志』をひもとき、曹操、劉備、孫権らそれぞれの伝記の史実のなかに、英雄たちの真の姿を読む。『三国志』と『三国志演義』の両方を訳した第一人者が、平明な語り口で歴史の醍醐味と物語のおもしろさを存分に語る。

目次

第一回 正史『三国志』と陳寿の伝記(『三国志』の時代
正史『三国志』
陳寿の伝記を読む)
第二回 「魏書」―〈武帝紀〉を中心に(紀伝体の書き出し
裴松之の注を読む ほか)
第三回 「蜀書」―〈先主伝〉〈諸葛亮伝〉を中心に(劉備の出自
関羽との出会い ほか)
第四回 「呉書」―〈呉主伝〉〈周瑜・魯粛・呂蒙伝〉を中心に(父、孫堅
兄、孫策 ほか)
付録1 吉川幸次郎『三国志実録』解説
付録2 花田清輝『随筆三国志』解説―花田清輝の読み解く三国志世界

出版社・メーカーコメント

日中両国でいまも書きつがれ、読みつがれている“三国志”の物語。その原点である正史『三国志』をひもとき、曹操、劉備、孫権らそれぞれの伝記の史実のなかに、英雄たちの真の姿を読む。『三国志』と『三国志演義』の両方を訳した第一人者が、平明な語り口で歴史の醍醐味と物語のおもしろさを存分に語る。解説=井波陵一

著者紹介

井波 律子 (イナミ リツコ)  
1922‐2020。富山県生まれ。国際日本文化研究センター名誉教授。専門は中国文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)