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開発者とアーキテクトのためのコミュニケーションガイド パターンで学ぶ情報伝達術

出版社名 オライリー・ジャパン
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-8144-0105-5
4-8144-0105-1
税込価格 3,300円
頁数・縦 269P 24cm

商品内容

要旨

優れたアイデアやデザインがあっても、それだけではソフトウェアプロジェクトを成功させることはできません。プロジェクトを円滑に進めるためには、ステークホルダーの理解と支持を得て、チームが協力できる環境を作ることが重要です。本書では、そのために不可欠で効果的なコミュニケーションの方法を解説します。具体的な例やパターンを通じて、適切にメッセージを伝えるためのドキュメントや図の作成方法を紹介します。まず、ソフトウェアアーキテクチャの視覚表現を活用し、受け手にわかりやすくメッセージを伝える方法を解説します。次に、書面・口頭・非言語コミュニケーションの技法を用いて、相手に意図が正しく伝わるように工夫する方法を紹介します。また、ナレッジマネジメントを強化し、チームや組織の集合的な知識を最適化することで、生産性と革新性を向上させる手法についても解説します。さらに、アーキテクチャに関する重要な意思決定を的確に記録し、関係者と共有する方法を学びます。そして、リモートやハイブリッド環境において、同期・非同期の手法を適切に使い分けながら、円滑に連携するためのアプローチについても詳しく説明します。

目次

第1部 視覚的コミュニケーション(コミュニケーションの基礎
ごちゃごちゃをすっきりと
アクセシビリティ
ナラティブ
表記法
構成)
第2部 マルチモーダル・コミュニケーション(文章コミュニケーション
言語コミュニケーションと非言語コミュニケーション
レトリックの三角形)
第3部 ナレッジを伝達する(ナレッジマネジメントの原則
ナレッジと人
効果的なプラクティス)
第4部 リモートでのコミュニケーション(リモート・タイム
リモートの原則
リモートチャネル
エピローグ
ADRテンプレート)

出版社・メーカーコメント

プロジェクトのコミュニケーションとドキュメンテーションを解説!ソフトウェアプロジェクトで、誤解があったり賛同が不十分だと、コスト増加、要件不適合、意図しない設計などを招きます。ステークホルダーに設計に賛同してもらい、チームが協力し、目標を達成するには、効果的にコミュニケーションを取る必要があります。本書は、プロジェクトをプレゼンテーションし、ステークホルダーを巻き込む方法を解説します。具体的な例やパターンを通じて、様々な異なる対象者に意図を伝えるための文書や図を作成方法を紹介します。

著者紹介

リード,ジャッキー (リード,ジャッキー)   Read,Jacqui
国際的に認められたソリューションアーキテクトおよびエンタープライズアーキテクトであり、ソフトウェアシステムのコーディングやアーキテクチャ設計に関して豊富な実務経験と専門知識をもつ。企業がアーキテクチャの実践を確立・強化し、進化するアーキテクチャを構築し、データと知識から価値を引き出す手助けを専門としている。コンサルティングのほかに、公共および企業向けワークショップを開催しており、アーキテクチャの実践、技術的コミュニケーション、アーキテクチャの決定などについて国際会議で講演も行っている。専門は幅広く、協調的なモデリング、知識管理、ドメイン駆動設計、社会技術アーキテクチャ、そして現代的なエンタープライズアーキテクチャなどがある
宮澤 明日香 (ミヤザワ アスカ)  
大学卒業後、エンタテインメント総合商社に入社。情報システム部にて社内の基幹システムリプレイスプロジェクトに参加し、業務整理や要件定義、ユーザー導入などを担当。2022年、株式会社フルストリームソリューションズに入社。現在はクライアント企業の基幹システムリプレイスプロジェクトにおいて、情報システム部門および事業部門の方々と深く関わりながら業務整理からユーザー導入に至る業務を行っている
中西 健人 (ナカニシ ケント)  
大学卒業後、関東を中心にスーパーマーケットを展開する企業に入社。本社情報システム部に8年勤務。小売業のIT保守運用・開発を経験した後、店舗DXのチームリーダーとして、店舗でのIoT機器導入や社内グループウェアの刷新を実施。2022年、株式会社フルストリームソリューションズに入社。現在はクライアント企業の基幹システムリプレイスプロジェクトにおいて、主に品質保証プロセスを担当している
和智 右桂 (ワチ ユウケイ)  
株式会社フルストリームソリューションズ代表取締役社長。これまでSIerおよびエンタテインメント系総合商社で、開発プロセスの標準化やアーキテクチャ設計、大規模システム開発のマネジメントなどに従事。現在は、事業会社のデジタルを活用した業務改革/組織改革をサポートするサービスを展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)