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書籍の思想史

シリーズ〈本の文化史〉 5

出版社名 平凡社
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-582-40295-7
4-582-40295-X
税込価格 3,960円
頁数・縦 291P 20cm

商品内容

要旨

生きるために本を読む時代の思想。本を書く、本を読む、本を編む思想を見定めるだけではなく、一群の本が作られることに、あれこれの本が禁じられることに、それらの本が集められること、求められ、貸し借りされること、弘められることのうちに現れる、人々の思い、考え、信のありようを見定める。思想史の新たな視界。

目次

総論 書籍の思想史
1 天海の思想形成と『東照社縁起』の成立
2 民を養う「牧民の書」―近世民政論の形成と展開
3 「闇斎学」の享受者たち―跡部良顕を中心に
4 明君録と幕藩政改革
5 異安心事件と仏書出版
6 平田塾と地方国学―『天満宮御伝記略』とその影響
7 洋学の思想―渡辺崋山と佐久間象山
8 引き継がれる歴史研究―福住正兄と小室元長の交友から

出版社・メーカーコメント

日本の出版文化史を多面的に論ずるシリーズ〈本の文化史〉。第5巻は、生きるために本を読む時代500年の思想史。思想と書籍編纂や出版との深いかかわりをつぶさにみる。

著者紹介

若尾 政希 (ワカオ マサキ)  
1961年、岐阜県生まれ。東北大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。一橋大学名誉教授。専攻、日本近世史・思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)