クィアのカナダ旅行記
出版社名 | 柏書房 |
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出版年月 | 2025年6月 |
ISBNコード |
978-4-7601-5631-3
(4-7601-5631-3) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 215P 19cm |
商品内容
要旨 |
日本の同性カップルが「難民認定」された国で、わたしが手にしたたくさんの問い、そして言葉。日本と違って20年前から同性婚ができて、「LGBTQ先進国」と言われるカナダ。先住民や有色人種への差別が残り、パレスチナ解放をめぐって揺れ動いてもいるカナダ。二度の滞在をもとに、その今を記録した著者初のエッセイ集。 |
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目次 |
プロローグ |
出版社・メーカーコメント
日本の同性カップルが「難民認定」された国で、わたしが手にしたたくさんの問い、そして言葉。日本と違って20年前から同性婚ができて、「LGBTQ先進国」と言われるカナダ。先住民や有色人種への差別が残り、パレスチナ解放をめぐって揺れ動いてもいるカナダ。二度の滞在をもとに、そしてバックラッシュが強まる日本の政治的状況を踏まえながら、その今を記録した著者初のエッセイ集。“わたしたちはここにいる、わたしたちはクィアだ――でも、どうしたら伝わるだろう? 目の前に存在しているにもかかわらずしばしば「見えない」存在にされてしまう/「見えない」存在であることを強いられてしまう時、確かに「ここにいる」と、どうしたら伝わるのだろう。わずかな時間ではあるもののカナダに滞在している間、そして日本に帰ってきてからずっと、わたしは「見える/見えない」存在について考えているような気がする。”(本文より)この旅行記は、ひとりのクィアの経験を綴ったにすぎない。それでも、そのひとりの経験になんとか「言葉」を与え、分かち合うことを通じて、見えてくるものがあるはずだ。