日本の針路を左右する米欧の地殻変動を読む。内政、外交、安全保障、移民政策などの影響や課題、背後に潜む社会の変化を第一線の専門家が多角的に分析。

第１章　第２次トランプ政権の展望―変わらない分断構造（前嶋和弘）
第２章　極右ポピュリズムの波ともう一つの欧州像（渡邊啓貴）
第３章　局面が変わった米国の移民問題―「平常」への復帰に向けた苦闘（安井明彦）
第４章　欧州における移民・難民をめぐるポリティクス（岡部みどり）
第５章　アメリカ・ファーストとポスト・プライマシーの国際秩序の行方―リベラル覇権秩序の次にくる世界とは（森聡）
第６章　「ＮＡＴＯによる平和」の可能性と課題―ロシア・ウクライナ戦争と欧州秩序の変容（広瀬佳一）
第７章　第２次トランプ政権とデジタル政策―現状と展望（生貝直人）
第８章　米欧の「グリーン政策」とその行方―第２次トランプ政権がもたらす変化（安藤淳）
第９章　グローバル・ガバナンスの理想と現実（刀祢館久雄）