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ユングが語るイグナティウス・ロヨラの霊操

ETHレクチャー 第7巻 1939−1940

出版社名 創元社
出版年月 2025年6月
ISBNコード 978-4-422-11739-3
4-422-11739-4
税込価格 6,600円
頁数・縦 359P 21cm

商品内容

要旨

1939年から1940年の冬にかけて行われた『霊操』に関する講義の記録。キリスト教の精神修養とアクティブ・イマジネーションとの類似点についてのユングの研究の集大成。ユングの思想の進化を知るためにも、その後の著作を理解するためにも、重要な鍵を提供してくれる書。ETH(スイス連邦工科大学)で一般聴衆向けに行われた講義の記録。イエズス会の精神的実践の心理学に関するユングの講義を初めて要約なしに収録。ユングの概念と心理学用語を用いつつ、ロヨラの『霊操』を東洋の瞑想、ヨーガに匹敵するキリスト教の実践の主要な例として紹介。ユングの当時の語り口が伝わってくる「わかりやすい」心理学。編者による序論や、監修者のまえがき・訳者の解題などでさらにわかりやすく。

目次

一九三九 夏学期(第8講
第9講
第10講
第11講)
一九三九/一九四〇 冬学期(第1講
第2講
第3講
第4講
第5講 ほか)
一九四〇/一九四一 冬学期(第3講)

著者紹介

ユング,カール・グスタフ (ユング,カールグスタフ)   Jung,Carl Gustav
1875〜1961。スイス生まれの精神科医。S・フロイトと並ぶ深層心理学の開拓者。ユング自身はみずからの体系を分析心理学と称し、集合的無意識、元型といった概念を提唱して、単なる一個人の枠にとどまらない壮大な心の見取り図を示した。約二〇冊におよぶ『著作集』(日本教文社)の他に、長らく門外不出の扱いだった『赤の書』(創元社)も公刊され、世界に衝撃を与えた。また2018年からはユングの壮年期の仕事であるスイス連邦工科大学(ETH)講義の公開が始まり、第一巻『近代心理学の歴史』、第二巻『意識と無意識』、第六巻『ヨーガと瞑想の心理学』(邦訳は創元社)が公刊されいる
リープシャー,マーティン (リープシャー,マーティン)   Liebscher,Martin
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのヨーロッパ言語・文化・社会学部講師、フィレモン財団の編集・翻訳者
河合 俊雄 (カワイ トシオ)  
1957年生まれ。京都こころ研究所代表理事。京都大学大学院教育学研究科修士課程修了。Ph.D.(チューリッヒ大学)。ユング派分析家、臨床心理士、公認心理師
猪股 剛 (イノマタ ツヨシ)  
1969年生まれ。帝塚山学院大学教授。博士(教育学)。ユング派分析家、臨床心理士、公認心理師
宮澤 淳滋 (ミヤザワ ジュンジ)  
1978年生まれ。新潟青陵大学准教授。上智大学大学院文学研究科心理学専攻博士後期課程満期退学。臨床心理士、公認心理師
長堀 加奈子 (ナガホリ カナコ)  
1983年生まれ。順天堂大学薬学部講師。上智大学大学院総合人間科学研究科心理学専攻博士後期課程単位取得満期退学。博士(心理学)。臨床心理士、公認心理(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)