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大日本いじめ帝国 戦場・学校・銃後にはびこる暴力

出版社名 中央公論新社
出版年月 2025年7月
ISBNコード 978-4-12-005928-5
4-12-005928-6
税込価格 1,870円
頁数・縦 215P 20cm

商品内容

要旨

戦時下、いじめは大量生産されていた。兵士、子ども、銃後の人々は、いかなる差別・暴力に晒されたのか。「犬の鳴き声を出して班内を回るのだ」「女子と女子を向かい合わせて、往復ビンタを食らわせた」「何が戦死なものか。彼は殴り殺されたのです」証言者たちの実体験と時代背景を整理し、陰惨さの実相に迫る。最新のいじめ研究があぶりだす、戦時下の暴力と現代日本の課題。

目次

1章 学校
2章 疎開
3章 銃後生活―婦人会・隣組
4章 徴兵
5章 軍隊生活
6章 勤労動員
7章 植民地差別と引き揚げ
8章 抑留
9章 戦後

出版社・メーカーコメント

戦時下、この国ではどのようないじめが行われていたのか。軍隊や学校など多くの場から挙げられた証言を取り上げ、今まで目を向けてこられなかった当時子どもだったひと、女性ならではの苦難にあったひと、抑留先で苦しんだひとの生の声を歴史として読者に提示する。さまざまな陰惨なケースを通して、現代日本は何を学びうるのか。

著者紹介

荻上 チキ (オギウエ チキ)  
1981年生まれ。評論家。ラジオ番組「荻上チキ・Session」(TBSラジオ)パーソナリティ。NPO法人ストップいじめ!ナビ代表理事。社会調査支援機構チキラボ所長。「荻上チキ・Session‐22」にて、2015年度、16年度とギャラクシー賞を受賞(DJパーソナリティ賞およびラジオ部門大賞)
栗原 俊雄 (クリハラ トシオ)  
1967年生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒、同大学院修士課程修了。96年毎日新聞社入社。2020年専門記者(日本近現代史、戦後補償史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)