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岩波講座社会学 第13巻

政治・社会運動

出版社名 岩波書店
出版年月 2025年8月
ISBNコード 978-4-00-011453-0
4-00-011453-0
税込価格 3,960円
頁数・縦 297P 22cm
シリーズ名 岩波講座社会学

商品内容

要旨

研究手法、理論、トピックにおいて新たな展開を遂げる社会学的アプローチ。刻々と変容する政治・社会運動の実相に迫る。2000年代以降大きく展開してきた政治社会学、社会運動論の成果を収録。ネーション、エスニシティ、地域、ジェンダー、メディア等から政治を分析し、多様化する社会運動の実相に最新の理論的潮流を踏まえて向かい合う。

目次

1 政治社会学の射程(ニスコのアイヒマン―「官僚的な悪」についての報告(田野大輔)
ナショナリズムをいかに捉えるか?―「中範囲の理論」としての概念図式による試み(田辺俊介)
多文化主義国家の社会学―国際比較と歴史的変容(南川文里)
大都市の「草の根保守」は変わったのか―「大阪維新の会」の地域政治の社会学(丸山真央)
フェミニズムの姉妹、保守とリベラルのキマイラー九〇年代以降の女性保守政治家の支持獲得構造とイメージ機能(海妻径子)
ネット右翼とは何か(伊藤昌亮))
2 社会運動論の変容(抗議活動の生起と「運動文化」(西城戸誠)
プロテスト・キャンプにおける「開放」と「排除」―G8サミット抗議行動の社会的再生産を通じて(富永京子)
ボランティア活動とネオリベラリズムの共振問題を再考する(仁平典宏)
社会運動の失われた敵対性と「さまよう主体」(稲葉奈々子)
一九六〇−七〇年代「市民運動」「住民運動」の歴史的位置―中断された「公共性」論議と運動史的文脈をつなぎ直すために(道場親信))
OVERVIEW(二〇〇〇年代以降の日本における政治と社会の交錯(明戸隆浩)
社会運動論の「二項対立」を超えて(富永京子))

出版社・メーカーコメント

日々刻々と変容する現実を捉えるべく展開を遂げてきた政治社会学、社会運動論の成果を収録。幅広い研究手法を用いて、ネーション、エスニシティ、地域、ジェンダー、メディア等の社会学的トピックから政治を分析し、組織形態、イシュー、方法において多様化する社会運動の実相に最新の理論的潮流を踏まえて向かい合う。

著者紹介

山根 純佳 (ヤマネ スミカ)  
1976年生。実践女子大学人間社会学部教授。ジェンダー研究、再生産・ケア労働論
明戸 隆浩 (アケド タカヒロ)  
1976年生。大阪公立大学大学院経済学研究科准教授。社会思想、多文化社会論
富永 京子 (トミナガ キョウコ)  
1986年生。立命館大学産業社会学部現代社会学科准教授。社会運動論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)