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爆心を見つめて 広島の88歳医師、隠れた真相を追う

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2025年7月
ISBNコード 978-4-02-252070-8
4-02-252070-1
税込価格 2,090円
頁数・縦 232P 19cm

商品内容

要旨

1万7000例の染色体を分析。被爆者の治療に当たり、爆心地500メートル圏内の生存者78人に寄り添う。原爆の非人道性を立証してきた研究者・医師。次世代の人々に訴える!

目次

第一章 一九四五年八月六日、私は…
第二章 被爆内科で「染色体異常」を発見
第三章 爆心地復元プロジェクト
第四章 「爆心地から五〇〇メートル」を生き抜いた人々
第五章 『広島のおばあちゃん』
第六章 フクシマからヒロシマへ
第七章 一科学者の限界
第八章 ヒロシマを伝え、そして残す

出版社・メーカーコメント

「生涯虐待」。放射線による人体影響の研究で世界的に名を知られる鎌田七男(広島大学名誉教授)の独自の感慨だ。爆心地500メートル以内で生き残った78人の追跡調査や、数千人に及ぶ被爆者治療で実感した言葉である。88歳になる今も原爆の非人道性を訴える。まとめは元朝日新聞記者。

著者紹介

鎌田 七男 (カマダ ナナオ)  
広島大学名誉教授、医師。1937(昭和12)年、旧満州・奉天(現・瀋陽)生まれ。終戦翌年、一家で鹿児島に引き揚げる。広島大学医学部卒業後、新設の「原爆放射能医学研究所(原医研)」に。1万7000件の染色体を解析し、原爆の後障害の研究に従事。広島の爆心地のごく近くで生き残った78人の追跡調査も続けている。退官後、Q&A方式の平和学習教材『広島のおばあちゃん』を自費出版。英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語の翻訳にも尽力。2002年永井隆平和記念・長崎賞、2009年日本対がん協会賞、2017年広島市民賞など受賞
宮崎 園子 (ミヤザキ ソノコ)  
フリーランス記者。1977年、広島県生まれ。慶應義塾大学卒業後、金融機関勤務を経て2002年、朝日新聞社に入社。神戸総局、大阪本社社会部、広島総局などで、事件、災害取材、戦争・原爆報道などに携わる。2021年退社。現在、祖父母も被爆した広島を拠点に、取材・執筆活動を続ける。Yahoo!ニュースエキスパートオーサー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)