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パーリ語初期韻文経典にみる最古の仏教

出版社名 春秋社
出版年月 2025年8月
ISBNコード 978-4-393-11383-7
4-393-11383-7
税込価格 4,180円
頁数・縦 286P 20cm

商品内容

要旨

韻文経典からゴータマ・ブッダと直弟子たちの教えに迫る。従来では一括りにされてきた韻文経典と散文経典を明確に区別し、四諦聖やサティ、修行法などに焦点をあて、原始仏教でも最も古い仏教を考察し、初期韻文経典の段階で教理化が進められていったことを明らかにした画期的書。

目次

第一章 四聖諦と三学
第二章 「苦しみ」と「苦しみの起こるもと」
第三章 「自己の存在に対する正しい自覚」の宗教的意義
第四章 修行法の展開―三学と三十七道品
第五章 三宝の成立と「信(saddh ̄a)」の用法
第六章 ゴータマ・ブッダの教え―宗教実践から教理化への一断面

出版社・メーカーコメント

従来の研究では曖昧だった初期韻文経典と散文経典を明確に区別し、初期韻文経典の説示を通して、ゴータマ・ブッダや直弟子たちの最も古い仏教を考察し、韻文経典の段階で教理化が進んでいることを明らかにした画期的書。

著者紹介

並川 孝儀 (ナミカワ タカヨシ)  
1947年京都府生まれ。佛教大学大学院博士課程満期退学。インドのジャワハルラル・ネルー大学客員研究員、同客員教授などを経て佛教大学教授。博士(文学)。現在、佛教大学名誉教授。専門はインド仏教、とくに原始仏教、部派仏教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)