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シュリック教授殺害事件 ウィーン学団盛衰史

出版社名 晶文社
出版年月 2025年8月
ISBNコード 978-4-7949-8008-3
4-7949-8008-6
税込価格 3,850円
頁数・縦 582P 19cm

商品内容

要旨

20世紀最大の哲学ドラマ。なぜ彼は殺されねばならなかったのか?―1936年6月22日、論理実証主義を掲げる「ウィーン学団」の哲学者シュリックが元教え子に射殺された。ナチス台頭期の不寛容と反知性主義を象徴する事件を軸に、現代英米哲学のルーツとなった思想運動を活写する。学団の枠を超え、アインシュタイン、フロイト、ハイデガー、ウィトゲンシュタインら、時代を画した知性の運命が交錯する衝撃の哲学的群像劇。

目次

プロローグ―さらば、ヨーロッパ
小さな雄鶏と象
拡大する学団
禿のフランス王
ウィトゲンシュタインの魔法
赤いウィーンのノイラート
コーヒーとサークル
カウチソファと建築
シュリックへの望まれざる贈り物
異邦人たちの来訪
最も長い憎しみ
赤いウィーンの暗黒の日々―「カルナップがあなたを待っている」
哲学的な論争
非公式の反対勢力
くらえ、このくそったれ
写真
側近グループ
脱出
シンプソン嬢の子どもたち
戦争
亡命
遺産

著者紹介

エドモンズ,デイヴィッド (エドモンズ,デイヴィッド)   Edmonds,David
1964年生まれ。哲学博士。上廣オックスフォード研究所特別研究員
児玉 聡 (コダマ サトシ)  
1974年生まれ。2002年、京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(京都大学、文学)。現在、京都大学大学院文学研究科教授
林 和雄 (ハヤシ カズオ)  
1992年生まれ。2022年、京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(京都大学、文学)。現在、京都大学大学院医学研究科助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)