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なぜトランスジェンダーは生きにくいのか 20歳大学生の当事者が語る不都合な真実

出版社名 秀和システム新社
出版年月 2025年9月
ISBNコード 978-4-7980-7408-5
4-7980-7408-X
税込価格 1,650円
頁数・縦 230P 19cm

商品内容

要旨

当事者の主張はすべて正しい?古い考えは無視するべき?海外は進んでいて日本は遅れている?「本当の多様性社会」をつくるためにここで一緒に考えてみませんか―

目次

まえがき 言葉は「第一歩」に過ぎない
第1章 自分で生きにくくしている当事者たち
第2章 「思うようにいかない」のはみんな一緒
第3章 僕の仕事は「前例」をつくること
第4章 カミングアウトは本当に必要なの?
第5章 「LGBTQ」という言葉をなくすために
あとがき これは終わりではなく、問いの始まり

出版社・メーカーコメント

☆☆☆「普通」という言葉、使いづらくなってない?☆☆☆LBGTQ関連の話をしていると、「普通」という言葉が使いにくい、という問題が出てきます。たとえば「非当事者」という意味で「普通の人」というと、途端に「じゃあ当事者は普通じゃないのか?」とクレームが入る…おそらく容易に想像できると思います。しかし、これが非当事者だけではなく、当事者からの「使いにくい」という声であったら…それでも反応は変わりませんか?☆☆☆13歳でカミングアウト、15歳で起業、20歳で初出版☆☆☆☆☆☆メディア注目の当事者による「やり過ぎ・足りな過ぎ」☆☆☆著者は中学時代、制服のスカートを穿けなくなったことから、市内で初めて男女同じ制服の改革のきっかけとなりました。さらに15歳で起業し、現在は小学校〜大学までの教育機関のほか、自治体、学会、大手企業にて講演をおこない、「トランスジェンダー」や「LBGTQ」といった枠を超えて活動しています。そんな著者による提言は「当事者からの本音」を通り越して、非当事者の立場も尊重した非常にバランスがよく、かつ斬新なモノばかりです。・「LBGTQについて教育しなきゃ」は逆効果・少数派に配慮していたらキリがない・「男らしく、女らしく」の考えも多様性の一つ・オーバーケアを至るところで感じる・そもそも「LBGTQ」で括るのが間違い…メディアでは「LBGTQの意見を尊重せよ」と声高に叫ばれがちですが、著者は「違うと感じるものは違う」と主張し、真の意味で差別のない、多様性社会の実現を目指しています。若い人はトランスジェンダーやLBGTQ問題について、本当はどう考えているのか、捉えているのかを知りたい…そんな方にお勧めの1冊です。【もくじ】第1章 自分で生きにくくしている当事者たち第2章 「思うようにいかない」のはみんな一緒第3章 僕の仕事は「前例」をつくること第4章 カミングアウトは本当に必要か?第5章 トランスジェンダーという言葉を失くすために

著者紹介

岡 笑叶 (オカ ワカナ)  
2004年生まれ。関西学院大学国際学部在籍。トランスジェンダー(FtM)。15歳で株式会社ファーストペンギンを設立し、現在は代表を務めている。中学時代にカミングアウトし、西宮市で制服選択制の導入を後押しする行動を起こした。『24時間テレビ』内「世界を変える10人の10代」に選出されたほか、『読売テレビニュースten.』では繰り返し特集され、神戸新聞やNNNドキュメントなどメディア出演も多数。TEDxスピーカーとしても登壇。現在海外支援活動やLGBTQを含む多様性の啓発活動のほか、教育機関・自治体・企業向けの講演や教職員へのコンサルティング、コミュニティ運営など幅広く取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)