• 本

おにたろかっぱ

出版社名 中央公論新社
出版年月 2025年9月
ISBNコード 978-4-12-005947-6
4-12-005947-2
税込価格 2,860円
頁数・縦 378P 20cm

商品内容

要旨

あたりまえだった日々も懐かしくなる―。3歳のタロと、崖っぷちミュージシャンの父ちゃんの珍道中。親子の時間のかけがえのなさに笑いながら泣けてくる、宝物のような長篇小説。イラスト・多田玲子、『読売新聞』夕刊好評連載。

出版社・メーカーコメント

海沿いの街の一軒家で、タロは父ちゃん、母ちゃんと暮らしている。不思議なオニやカッパ、牛のぬいぐるみの「上田」が話し相手だ。ミュージシャンの父ちゃんは最近ほとんど仕事がなく、タロを連れて最後の「どさまわり」に出ることに。門司港、山口、広島、尾道、倉敷、京都……崖っぷち歌手の父ちゃんと、3歳のタロの旅。どんどん成長していく子とのかけがえのない日々を描く、泣き笑いの傑作長編。【挿画】多田玲子

著者紹介

戌井 昭人 (イヌイ アキト)  
1971年、東京生まれ。文学座を経てパフォーマンス集団「鉄割アルバトロスケット」を旗揚げし、脚本を担当、出演もしている。2009年「まずいスープ」で芥川賞候補になる。その後、「ぴんぞろ」「ひっ」「すっぽん心中」「どろにやいと」と、4回、芥川賞の候補になるも落選。一方、14年「すっぽん心中」で川端康成文学賞、16年『のろい男 俳優・亀岡拓次』で野間文芸新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)