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探偵小説漫想 夢野久作随筆選

中公文庫 ゆ8−2

出版社名 中央公論新社
出版年月 2025年9月
ISBNコード 978-4-12-207703-4
4-12-207703-6
税込価格 1,100円
頁数・縦 365P 16cm

商品内容

要旨

探偵小説の正体、そしてその使命とは何か?戦前の日本文学界で独自の領域を切り拓いた鬼才・夢野久作。彼の探偵小説観にまつわる文章を中心に、父・杉山茂丸について、最も愛した芸術である能についてなど、そのエッセンスを一冊に。さらに資料篇として、デビュー作「あやかしの鼓」及び同作に関する江戸川乱歩らの選評を付す。

目次

1(所感
チャンバラ
ナンセンス
江戸川乱歩氏に対する私の感想
涙香・ポー・それから ほか)
2(父杉山茂丸を語る
ざんげの塔
怪青年モセイ
加藤介春を怨む
「生活」+「戦争」+「競技」÷0=能
能とは何か)
資料

出版社・メーカーコメント

「探偵小説の正体」とは何か? 怪作『ドグラ・マグラ』等で知られる不世出の作家・夢野久作による随筆を精選、そのエッセンスを一冊に。〈解説〉新保博

著者紹介

夢野 久作 (ユメノ キュウサク)  
1889年、福岡県生まれ。本名・杉山直樹(のち泰道に改名)。父は国士・杉山茂丸。慶應義塾大学予科文学科中退後、家業として杉山農園を経営、「九州日報」記者などを経て、1926年、「あやかしの鼓」が「新青年」懸賞二位に入りデビュー。36年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)