60分でわかる!トランプ関税と自由貿易
出版社名 | 技術評論社 |
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出版年月 | 2025年10月 |
ISBNコード |
978-4-297-15146-1
(4-297-15146-4) |
税込価格 | 1,540円 |
頁数・縦 | 159P 19cm |
商品内容
要旨 |
貿易赤字は悪?世界経済は大混乱!?自由の国の保護主義の行く末は?混迷する国際貿易のいまを読み解く。実業家ドナルド・トランプ氏はとにかく「赤字」が大嫌い。経済安全保障と効率性を追求する自由貿易のジレンマ。日本経済に大きな打撃があるのか?生活への影響は? |
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目次 |
1 貿易赤字はアメリカ経済の弱点か?強みか?貿易大国アメリカの貿易赤字は本当に“悪”なのか? |
出版社・メーカーコメント
トランプ関税、米中対立、レアアース、炭素国境調整措置(CBAM)、そして経済安全保障──。近年の経済ニュースで頻出するこれらのキーワードの背景には、「自由貿易」と「保護主義(貿易)」の対立構造が存在します。とくに第一次トランプ政権以降、自由貿易の旗手とされてきたアメリカが保護主義へと急速に舵を切り、第二次政権ではWTOへの拠出金停止や、全世界に対する一方的な関税措置など、従来の国際秩序を揺るがす政策を推進しています。その結果、「自由貿易=善」という従来の前提は大きく崩れつつあり、世界は深い混乱の只中にあります。いまや、国家安全保障や気候変動、デジタル取引の分野までもが「貿易」の問題に組み込まれつつあり、従来の枠組みでは捉えきれない局面を迎えています。こうした状況を理解するためには、自由貿易と保護貿易という基本軸を押さえることが不可欠です。この軸を持つことで、国際政治や経済の構造が立体的に捉えられるようになり、日本への影響や、読者自身が働く業界、日常生活に及ぶインパクトまで、よりわかりやすく理解できるようになります。 本書は、複雑化する貿易の現実を、「自由貿易 vs 保護主義」というシンプルな対立軸から再構成し経済ニュースや国際政治の“行間”を読み解くための、わかりやすいビジネス教養書をめざします。