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悪のル・コルビュジエ 異端が生んだ世界遺産ものがたり

出版社名 彰国社
出版年月 2025年10月
ISBNコード 978-4-395-32225-1
4-395-32225-5
税込価格 2,640円
頁数・縦 243P 19cm

商品内容

要旨

没後60年、ル・コルビュジエの「悪」はいっそう輝いている。世界遺産17作品に着想を得た幻想都市風景とともに展開する、野望と葛藤の物語。ガイドブックとしても使える異色の人物伝!

目次

01 建築家の欲望 国立西洋美術館(1959年)
02 住宅からの鼓動 レマン湖畔の小さな家(1924年)
03 罪つくりな延命 ラ・ロッシュ・ジャンヌレ邸(1925年)
04 答えない男 ペサックの集合住宅(1926年)
05 美しい箱 ギエット邸(1927年)
06 明白な夏 ヴァイセンホフ・ジードルングの住宅(1927年)
07 一つのピリオド サヴォワ邸(1931年)
08 停泊させられた船 イムーブル・クラルテ(1932年)
09 透明な砦 ナンジュセール・エ・コリ通りのアパート(1934年)
10 終焉する人間 サン・ディエ工場(1951年)
11 飛び散る運動 カップ・マルタンの小屋(1952年)
12 時代からの出航 マルセイユのユニテ・ダビタシオン(1952年)
13 開かれた箱 クルチェット邸(1953年)
14 孤立するモダン ロンシャン礼拝堂(1955年)
15 歳月の手触り ラ・トゥーレットの修道院(1960年)
16 投げ出された自由 チャンディーガルのキャピトル・コンプレックス(1955・58・64年)
17 浮遊する永遠 フィルミニの文化と青少年の家(1965年)
Essay 描く建築家として、ル・コルビュジエから学んだこと(光嶋裕介)
Guide ル・コルビュジエの世界遺産案内(倉方俊輔)

著者紹介

倉方 俊輔 (クラカタ シュンスケ)  
建築史家。1971年、東京都生まれ。1994年、早稲田大学理工学部建築学科卒業。1999年、同大学大学院博士課程単位取得満期退学。博士(工学)。大阪市立大学准教授などを経て、大阪公立大学大学院工学研究科教授。「東京建築祭」実行委員長、「イケフェス大阪」「京都モダン建築祭」実行委員。主な受賞=日本建築学会賞(業績)、日本建築学会教育賞(教育貢献)ほか
光嶋 裕介 (コウシマ ユウスケ)  
建築家。1979年、米国ニュージャージー州生まれ。2002年、早稲田大学理工学部建築学科卒業。2004年、同大学大学院修士課程建築学専攻修了。博士(建築学)。ザウアブルッフ・ハットン・アーキテクツ(ドイツ)勤務を経て、2008年、光嶋裕介建築設計事務所設立。2025年、高知工科大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)