• 本

かな その成立と変遷

岩波新書 C 97

出版社名 岩波書店
出版年月 1979年
ISBNコード 978-4-00-412097-1
4-00-412097-7
税込価格 1,166円
頁数・縦 228P 18cm

商品内容

要旨

「かな」は日本語を表わす独自の文字であり、平安初期に万葉がなを起源に成立したという。しかし、「かな」がどうして出来上り、定着したか、その成立と変遷にはなお不明なところも多い。従来の研究を更に一歩進め、断簡零墨にいたるまで、すべての資料を渉猟してその推移を追跡し、かなの成立と変遷について明快に述べる。

目次

1 発生(漢字の渡来
漢字のはたらき
日本語の表記
『古事記』と宣命書き
落書きと、文字を理解した人々
万葉がな
万葉がなの遺品)
2 展開―かなのいろいろ(男手

女手
片かな
葦手)
3 定着―書としてのかな(平安時代の手習いとその詞
かなの消息
調度手本と『古今和歌集』)

著者紹介

小松 茂美 (コマツ シゲミ)  
1925‐2010年、山口県岩国市生まれ。1942年山口県立柳井中学校卒業。東京国立博物館勤務、1986年より古筆学研究所を設立、主筆。その後センチュリー文化財団理事・館長を務める。専攻、古筆学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)