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漢書 7

列伝 4

ちくま学芸文庫

出版社名 筑摩書房
出版年月 1998年4月
ISBNコード 978-4-480-08407-1
4-480-08407-X
税込価格 2,090円
頁数・縦 658P 15cm
シリーズ名 漢書

商品内容

要旨

漢の高祖(前206)から、新の王莽(23)まで、『史記』に次ぐ第二番目の中国正史『漢書』全100巻(現行120巻)。帝王の業績「帝紀」、系譜の「表」、文化・地理などの「志」、人々の事蹟「列伝」、その記述は、歴史における個人の役割を重視した。人々の生きざまを、その弱さ愚かさをも含めて克明に描き、人間の運命を洞察する歴史文学として底知れぬ魅力をたたえ、後世史家の範となる。第7巻は、特色ある人物を、儒林・循吏・酷吏・貨殖・游侠・佞幸の六部門に分けて活写し、あわせて、漢民族の宿敵匈奴の英雄群像を冷静な目で描く。

目次

宣元六王伝第五十
匡張孔馬伝第五十一
王商史丹傳喜伝第五十二
薛宣朱博伝第五十三
〓(てき)方進伝第五十四
谷永社〓(ぎょう)伝第五十五
何武王嘉師丹伝第五十六
揚雄伝第五十七
儒林伝第五十八
循吏伝第五十九〔ほか〕

著者紹介

班 固 (ハン コ)  
32‐92年。後漢の歴史家。扶風安陵(今の陝西省咸陽)の人。歴史家班彪の子。幼くして文章をつくり、長じてひろく典籍に通じた。のち、宮中の書籍の校訂や管理にあたる。父の志を継ぎ、二十数年を費して『漢書』を書く。晩年、皇帝に対する叛逆の陰謀にまきこまれ、連座して官位を剥奪され獄死した
小竹 武夫 (オダケ タケオ)  
1905〜82年。金沢市に生まれる。京城帝大法文学部卒。金沢美術工芸大学教授などを勤める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)