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平安の春

講談社学術文庫 1360

出版社名 講談社
出版年月 1999年1月
ISBNコード 978-4-06-159360-2
4-06-159360-9
税込価格 1,353円
頁数・縦 328P 15cm

商品内容

要旨

藤原氏栄華の礎を築き、数々の美徳をそなえた好人物とされる師輔の真の姿を浮彫りにし、専制君主白河法皇の激しくも淋しい生涯に迫る…。後宮の栄光に溢れた優麗典雅の生活あり、争いに敗れ鄙に隠栖する悲しき女性も垣間見える。平安の都を舞台に繰り広げられる人間模様を、多くの文献の読み込みと深い洞察で語る学術エッセイ。

目次

第1部 春にかすめる(平安の春
師輔なる人物
花山天皇と熊野 ほか)
第2部 花の散るのみ(四条宮下野
白河法皇
院宮の女房たち ほか)
第3部 春し暮れなば(薄倖の后
義経と平泉
実朝の首 ほか)

出版社・メーカーコメント

平安の都を彩なす人間模様を巧みに描き出す紫式部と清少納言の比較、藤原師輔の真実の姿、専利君主白河法皇の悪評の根元などを達意の文章で見せる名エッセイ。縺れた人間関係を様々な文献によってとき解す