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アマニタ・パンセリナ

集英社文庫

出版社名 集英社
出版年月 1999年3月
ISBNコード 978-4-08-747025-3
4-08-747025-3
税込価格 627円
頁数・縦 235P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 赤に白の水玉模様のキノコに
    小さな男の子と女の子と青い鳥。
    一見ファンシーな表紙ですが、
    奇才中島らもによるドラッグ・エッセイ。

    睡眠薬、幻覚サボテン、有機溶剤、咳止めシロップetc.etc....
    著者自身が体験したものも、していないものも、
    最初から最後までドラッグにまつわるお話が書いてあります。
    身近にあって、気軽に読める「ダメ、絶対!」。

    ドラッグを勧めるわけでもなく、
    かといって、ドラッグの恐ろしさをがなりたてるわけでもない、
    ニュートラルな立ち位置での文章がちょうどいいな、と感じます。

    通勤電車の中で読むのにぴったりな一冊です。

    (2014年7月31日)

商品内容

要旨

睡眠薬、シャブ、アヘン、幻覚サボテン、咳止めシロップ、毒キノコ、有機溶剤、ハシシュ、大麻やLSDもあれば、アルコールもある。ドラッグのオンパレードである。著者自らが体験したリーガルなものもあるし、話に聞いただけのイリーガル・ドラッグもある。古今の作家の生活や名著などもひきながら、話は「人はなぜ快楽を求めるのだろうか」へと進む。煙の向こうにひとの本質が見え隠れするような傑作ドラッグ・エッセイ。

目次

睡眠薬系統
シャブ
オピウム(阿片)
ヒクリさま(幻覚サボテン)
咳止めシロップ
ヒクリさま 続編
毒キノコ
有機溶剤
ハシシュ
大麻
LSD〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

ここはアブナイ立入り禁止の世界!幻覚サボテンや咳止めシロップ、大麻、LSDに毒キノコなど、青春の日の奇天烈体験を通して、ひとの本質、「自失」の世界を考察する。(解説・山崎幹夫)