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アメリカの嘆き 米文学史の中のピューリタニズム

出版社名 松柏社
出版年月 1999年5月
ISBNコード 978-4-88198-914-2
4-88198-914-6
税込価格 3,850円
頁数・縦 309P 22cm

商品内容

要旨

「約束の地」アメリカは十七世紀以来「新大陸」に渡ってきた様々な移民たちに何を与えてきたのか。理想社会の建設は成功したのか。ピューリタニズムにアメリカのアイデンティティーの起源を求めるのか。それとも、ピューリタニズムからの解放に理想社会アメリカの可能性を見出すのか。「約束の地」は人々に何を約束するのか。アメリカはこれからどこへゆくのか。「約束の地」は彷徨う…。

目次

キャサリン・セジウィック―白き死の仮面 キャサリン・セジウィックの描いた白い歴史絵巻
ウィリアム・ブラッドフォード―ブラッドフォードの『歴史』にみるインディアン消去法 「ピーコット戦争」まで
トマス・シェパード―荒野から沃野へ トマス・シェパードとその周辺
ハリエット・ビーチャー・ストウ―牧師の娘の苦悩 ストウとピューリタニズムの変容
ジェイムズ・フェニモア・クーパー―戦略としての「ピューリタン嫌い」 クーパーの『ウィシュ・トン・ウィシュの嘆き人』
ナサニエル・ホーソーン―ホーソーンとキリスト教 『緋文字』における苦行と悔い改め
ハーマン・メルヴィル―もう一つの神との格闘 メルヴィルと市民宗教
ヘンリー・D.ソロー―ソローのウィルダネスの詩学とピューリタニズム
ネイチャー・ライティング―書物としての自然 博物学的予型論
ヘンリー・ジェイムズ―ニューイングランド的良心と女性支配 ヘンリー・ジェイムズが『使者たち』に描いたアメリカ〔ほか〕