
文房具56話
ちくま文庫
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2001年1月 |
ISBNコード |
978-4-480-03606-3
(4-480-03606-7) |
税込価格 | 880円 |
頁数・縦 | 243P 15cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
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PC氾濫の世の中だから大切にしたい手で書く道具
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おすすめ度
- 大垣書店イオンモ−ル北大路店 (京都府京都市北区)
串田孫一氏は道具を大事にする人だった。文房具は彼にとって体の一部でさえあったと思われる。キーボードを叩く事が文字を生むと信じてやまない昨今の風潮の中では、道具の持っている僅かな違いを慈しむ心情は見えにくいかも知れない。だからこそご一読をお薦めしたい。文字を書きつけることは、書かれたものの表情によって新たな意味を獲得もするということを、手道具である文房具は教えてくれるようだ。そんな世界への水先案内人として串田氏は一流の道具遣いだったのだろう。
(2005年7月25日)
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商品内容
要旨 |
文房具、身近な小道具でありながら、これほど使う者の心をときめかせる物はない。消しゴムで作ったゴム印、指先で糊をのばす風景、鳩目パンチ、吸取紙など、懐かしいものがたくさん登場する。手に馴染み、気持ちに寄り添う文房具。ちょっとした使いこなしがその価値を決める。どうすればこの小さな道具が創造力の源泉になりうるのか。文房具の想い出や新たな発見、工夫や悦びを語る随想集。 |
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