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カニグズバーグ作品集 1

クローディアの秘密 ほんとうはひとつの話

カニグズバーグ作品集   1

出版社名 岩波書店
出版年月 2001年12月
ISBNコード 978-4-00-115591-4
4-00-115591-5
税込価格 2,750円
頁数・縦 311P 20cm
シリーズ名 カニグズバーグ作品集

商品内容

要旨

『クローディアの秘密』は、1967年に出版され、この年のニューベリー賞を受賞しました。クローディアは小金をためこんでいる弟ジェイミーを誘って、家出を敢行することになりました。といっても、都会っ子のクローディアは、山や海辺で野宿するような「むかし式」の家出なんかいやでした。それで、ニューヨークはマンハッタンのどまん中、メトロポリタン美術館に忍びこむことにします。美術館がわずか225ドルで落札した天使像のなぞをさぐるうち、ついにキンケイド姉弟は、重大な秘密を手に入れます。この天使像はミケランジェロの初期の作品に違いない!もしもそれが証明できたら、大変なことになります。二人は有り金はたいて、天使像のもとの所有者、フランクワイラー夫人をたずねたのでした。『ほんとうはひとつの話』は、1971年、5冊目の本として出版されたカニグズバーグにしてはめずらしい短編集。4つの作品は主人公も雰囲気もみんなバラバラで、どうして「ほんとうはひとつの話」なのか、首をかしげたくなるかも知れません。けれどもくりかえし読むうちに、「あっ、そうか」という発見があるはずです。

著者紹介

カニグズバーグ,E.L. (カニグズバーグ,E.L.)   Konigsburg,E.L.
1930年、ニューヨーク生まれ。ピッツバーグの大学院で化学を専攻。1967年、はじめて出版した2作品『クローディアの秘密』『魔女ジェニファとわたし』がニューベリー賞を競う。以来、おもに思春期の子どもたちの現実を映し出した意欲作を発表しつづけ、現代のアメリカ児童文学を代表する作家として活躍する。1996年『ティーパーティーの謎』で2度目のニューベリー賞を受賞。現在、フロリダ在住
松永 ふみ子 (マツナガ フミコ)  
1924‐87。翻訳家。慶応大学図書館情報学科卒業。ローソン『うさぎが丘』のほか、カニグズバーグの翻訳を数多く手がけた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)