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時間の本性

出版社名 勁草書房
出版年月 2002年1月
ISBNコード 978-4-326-15359-6
4-326-15359-8
税込価格 2,970円
頁数・縦 244P 20cm

商品内容

文学賞情報

2002年 第15回 和辻哲郎文化賞・学術部門受賞

要旨

量としての時間と時間様相(過去・現在・未来)を統一的に捉える。存在に直結する「現在」に焦点を合せ、複雑な諸概念のもつれを丹念に解く。

目次

序論 哲学的時間論の課題
第1章 時計の時間―「速さ」なき「時間の流れ」
第2章 ゼノンのパラドックス―アキレスと亀の時計なき競争
第3章 「現在」とは何か―実在に触れることの透明性
第4章 体験の流れ―中心から湧き出す同心円
第5章 「過去」と「未来」―体験は大地を流れる
第6章 マルタガートのパラドックス―「地」なき「図」の迷宮
第7章 時間と自由―自己の外部で自己を失わないこと

著者紹介

植村 恒一郎 (ウエムラ ツネイチロウ)  
1951年東京に生まれる。1981年東京大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士課程修了。現在、群馬県立女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)