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グローバル化と政治のイノベーション 「公正」の再構築をめざしての対話

MINERVA人文・社会科学叢書 81

出版社名 ミネルヴァ書房
出版年月 2003年4月
ISBNコード 978-4-623-03774-2
4-623-03774-6
税込価格 5,280円
頁数・縦 330P 22cm

商品内容

要旨

本書は、グローバル化の一層の深化、格差の拡大やテロリズムなどの新たなリスクの表面化、あるいは福祉国家の再編といった世界に共通する課題に対して、アジア・欧米の各分野における進歩的研究者たちが集い「グローバリゼーションと政治のイノベーション」と題して開催したシンポジウムにおける発表をまとめている。欧州社会民主主義が提起する「第三の道」は、政治改革の普遍的モデルとなりうるか、日本とアジアの政治の将来にとって「第三の道」は可能かどうか、最新の問題意識とともに政治の未来を展望する。

目次

序 シンポジウム「グローバル化と政治のイノベーション」解題
総論 基調報告(「第三の道」はいかに日本に受容されたか―社会民主主義的アプローチの困難と可能性
モダン社会民主主義―グローバル化とリージョナル(地域)化)
第1部 グローバル化の帰結と代替戦略(グローバル政治経済の再考
グローバリゼーションをこえ、より良き世界を目指して―世界経済の民主化を ほか)
第2部 持続可能な福祉国家のための改革(社会的保護のための協力―福祉の制度設計の多様性についての説明
共通性のなかの差異―社会民主主義的改革の多様な道 ほか)
第3部 「第三の道」のリージョナル化とグローバル化(「第三の道」の今日的意義
9・11事件の後に―「第三の道」はまだ可能か? ほか)

著者紹介

高木 郁朗 (タカギ イクロウ)  
1939年生まれ。1961年東京大学経済学部卒業。現在、日本女子大学家政学部教授
住沢 博紀 (スミザワ ヒロキ)  
1948年生まれ。1972年京都大学法学部卒、フランクフルト大学大学院修了。哲学博士。現在、日本女子大学家政学部教授
マイヤー,トーマス (マイヤー,トーマス)   Meyer,Thomas
1943年生まれ。現在、ドルトムント大学政治学教授。哲学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)